モーニング娘。の田中れいなが、イベントの参加券を求めて早朝から並ぶファンへの思いをブログで綴っている。彼女自身も正月からコンサートが続くが、その疲れを握手会に持ち込みたくないという。田中れいなは、そんな自分とファンがようやく握手できる時間の短さについて「悲しい」と本音を明かすのだ。
『Hello! Project 誕生15周年記念ライブ2013冬』は新年1月2日から6日まで5日連続で東京・中野サンプラザで開催された。モーニング娘。も参加するこのハロプロの大イベントはこの後も12日の中野サンプラザから名古屋、大阪、福岡と場所を移しながら2月3日まで続く。
その正月5日間のコンサートを終えた1月8日にブログ『田中れいなのおつかれいな』で彼女が心境を綴っている。「いつもイベントに参加してくれるみんな、なんかごめんね」と彼女は握手会イベントのために寒い中早朝から並んでくれるファンの気持ちを思うのだ。
握手会によって様々だが、場合によっては数秒で“はがされる”こともある。握手するために仕事を休んで来たファンもいれば、寒さで風邪をひいた者もいるかもしれない。そんな中で彼女は「今日の握手会も一言かわすのもやっとなぐらいのスピードやったし。でもれーな達の体調心配してくれたりするみんなに対してなんか申し訳ない気持ちでいっぱいになりました」と辛い胸の内を綴る。
田中れいなもまた、5日連続のライブを終えての握手会だけに「正直、きついな、大変だな、眠いな。って思うときもあるょ」と本音を明かす。だが、彼女はファンに失礼の無いように気分を入れ替えてイベントに臨んでいるそうだ。
この日の握手会は特に大変だったようだ。「スピード早い握手会・時間の短いイベントのために朝から並んでくれたみんなの事思うとなんか切なくなりました。ごめんなさい」と詫びる田中れいなにファンからも反響があった。
「いえいえ。その気持ちだけで十分で御座います」、「れーなちゃんがそういうふうに思いやってくれてることが本当に嬉しいし感動しました」という内容が多い。「いろいろ悩むと、病気になるよ。気にしなくていいよ」、「ファンのおいら達よりもメンバーの方が大変だってことも分かってるよ」と逆に田中れいなを思いやるコメントもある。
そんな、やりとりからアイドルとファンとはお互いに支えあっていることが伝わってきた。「ファンあってこそ」と話す芸能人は多いが、「悲しい」と本音を明かした田中れいなもファンから元気をいっぱいもらったことだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)