1月6日に放送された『ATARU』正月スペシャルの第1部に出演した“しょこたん”こと中川翔子が、ブログで撮影の思い出を綴っている。久々のドラマだった彼女に俳優の北村一輝がアドバイスをくれたり、栗山千明とも「ヱヴァンゲリヲン」の話をしたりと素敵な体験ができたようだ。
「『ATARU』スペシャル~ニューヨークからの挑戦状!!~」は2部構成となっており、第1部は本編の回想シーンと警視庁を辞めて探偵となった蛯名舞子(栗山千明)の活躍を描いたものだ。探偵の舞子の初仕事となったのが、中川翔子演じる猫の飼い主・藤鷹那須子が依頼した迷い猫“グレゴリーちゃん”の捜索だった。
ところが、グレゴリーちゃんが見つかったと聞いた那須子が『捨て山探偵社』に引き取りにくると、全く違う猫だったのだ。彼女は「グレゴリーちゃんはもっとギザカワユス!」、「ぬか喜びさせてひどい!」と激怒すると、「夕べ電話をもらって、うちの父も母もそれはもう大喜びしたんですよ、妹や弟は飛び上がって喜んで、上の姉と下の姉はキャットフードをたくさん買ってきて、真ん中の姉なんか…特に三つ子の兄なんか喜びすぎちゃって!」と早口でまくしたてた。
呆気にとられる舞子に「他の探偵に頼むからお金を返してください!」と詰め寄ると、舞子から「まだ一銭ももらっていませんけど」と返されてしまう。「チッ」と舌打ちした那須子は、ドアを閉める時に「ニャアー!」と叫んで去っていくのだ。
しょこたんの出番はそれだけだったが、ゲスト出演者としてはかなり長尺だったのではないか。1月11日の『中川翔子オフィシャルブログ』では、そのシーンを撮影した時の様子が綴られている。
探偵社で舞子と那須子のやりとりを見守るのが刑事の沢俊一(北村一輝)だ。しょこたんは「深夜遅くで疲れていらしたはずなのに、北村一輝さんがやさしくアドリブをおしえてくださり」と彼のアドバイスで、台本にはない「ギザカワユス」や「チッ」の舌打ちの演技ができたことを明かす。
今回のドラマ出演について、しょこたんは「ドラマってほとんど出たことないうえに、いつもギザ!とかいっとる。あんみつ姫のいちご大福姫以来かな!」と振り返っており、「なにもわからないわたしに救世主さまでした、ご恩忘れません」と北村一輝に感謝していた。
また、栗山千明とは2011年に放送されたWiiのゲームソフト『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』のCM以来の共演となった。短時間ながらも2人で「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」の話ができて、大切な思い出になったようだ。
アイドル“しょこたん”としてのイメージが強いので、ドラマや映画でも出演するシチュエーションが限られるのかもしれない。しかし彼女は「バイオレンス映画やサスペンス映画、出てみたいなぁ!」と次の演技に意欲を見せており、そのジャンルならばマッチするのではないか。女優・中川翔子として、さらなる活躍を期待したい。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)