お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣は絵本作家としても活躍していることをご存知だろうか。もともと絵が上手なことは一部ファンに知られていた西野。自身がMCを務める番組のセットにイラストを描いたこともある。細い線で描き込まれているモノクロの絵の完成度はあのタモリも太鼓判を押すほどで、2009年のデビュー作『Dr.インクの星空キネマ』では帯のコメントもタモリが書いている。昨年11月には3作目の絵本『オルゴールワールド』(タモリ原案)を刊行。重版されるなど売れ行きも上々なのである。
そんな西野亮廣が1月25日にあるプロジェクトを発表した。『キングコング西野亮廣、NYで原画展開催~あたしをNYに連れてって!~』と題し、単身ニューヨークで140点もの原画展を行うために、パトロンを募るというのだ。これまで日本で原画展を何回か開催していた西野。3作目を発表し、「ウォルト・ディズニーになりたい」と以前から考えていた海外進出を本格的に始動させるための第一弾として発案したことを明かした。
現在のところ、会場も開催期日も何も決まっていない。決まっているのは飛行機のフライト時間だけ。この飛行機のチケットのキャンセル期限の2月9日までに、企画の支援者にパトロンとなって開催費用を支援してもらうという大胆なプロジェクトだ。
しかし、本人を含む誰もがどのように運ぶのか分からないこのプロジェクト。蓋を開けてみれば、なんと開始翌日には目標金額を達成してしまったのだから驚きだ。だが、今回達成した金額はあくまでも個展開催のための最低額であるため、宣伝費などの諸経費の支援はまだまだ募集している。これらの支援金の使用用途はプロジェクト終了後に1円単位までパトロンに報告することも西野は約束している。
そんな西野に驚きの一報が入る。1月29日にかつて交際していた歌手の植村花菜が入籍したのだ。お相手はニューヨーク在住のドラマー。これには本人もツイッターのフォロワーもすぐに反応した。
「(開催場所が)ニューヨークは偶然なのか?」「(ニューヨークで個展を開くのは)植村の旦那さんを見に行くためだったのか」など違う方向に盛り上がる始末。あまりの偶然に西野自身もツイッターで「今回の企画は自分の絵本を世界に広めるためで、嫉妬のあまりニューヨークまで植村の旦那を見に行くわけではない」旨をツイート。戸惑いつつも、予期せず今回のニューヨーク企画が広く知られるきっかけになったようだ。現在、西野は近いうちに原画展会場となるギャラリーが決まるかもしれないことを報告している。
支援は2月9日まで募集している。パトロン登録や支援状況などは『キングコング西野亮廣、NYで原画展開催~あたしをNYに連れてって!~』のサイト(http://camp-fire.jp/projects/view/563)で分かるようになっている。
(TechinsightJapan編集部 洋梨りんご)