2001年4月の放送開始からまもなく13年目を迎えようとしている『ザ！世界仰天ニュース』。司会の笑福亭鶴瓶とSMAPの中居正広のトークも番組の見どころとなっている。毎回オープニングで2人の掛け合いが楽しめるのだが、その中でお互いの関係性が明らかになった。

16日の『ザ！世界仰天ニュース』（日本テレビ系）は「ウソだらけの生活スペシャル」と題して、彼女を独占したい男の心の闇が放送された。彼女の愛を独占するために様々なウソをつき続け、ついには虚偽の誘拐事件まで起こして逮捕された男の話が紹介され、人はウソをつくとどのような行動をとるのかという話になった。

パフォーマンス心理学博士の佐藤綾子教授を迎えて、ウソを見抜く方法を解説してもらった。まずウソをつくと落ち着きがなくなり、まばたきの回数が増える。そして何を言おうかと迷うために、左右に目が泳ぐ。さらにはスマイル仮面になり、笑顔がぎこちなくなるという。目の周りと口の周りの筋肉の動きに時間差ができて、口は笑っているのに目が笑っていないといったつくり笑顔になるというのだ。

表情や態度からその人の本質を見抜く佐藤教授に、スタジオの出演者の中から気になる行動をしている人を挙げてもらった。すると、笑福亭鶴瓶と中居正広の関係について触れたのである。鶴瓶はゲストの話を聞く時によく腕を組み「え？　それで？」と訊くのだが、この行動は普通はもう話を聞きたくないという防衛反応らしい。しかし、この行動をしているのに表情筋が豊かなので、ゲストはもっと話をしたくなるという。しかも、この行動が隣に座っている中居にまで伝染し、2人で腕を組んでゲストの話を聞いているとも。佐藤教授によると、ここまで表情筋が動く人は珍しいそうだ。また、鶴瓶と中居のように動作がそろうのは“同調動作”と呼ばれ、好きな相手にしか表れないという。気が合っている相手の動作しかうつらないもののようで、鶴瓶と中居はまるで両想いの恋人同士のようだと評していた。

この日のオープニングトークでは、「この後、遊びに行きましょう」と鶴瓶を楽屋で誘ったことを暴露されていた中居。鶴瓶が断ると、「なんで付き合ってくれないんですか」と中居はまるで同年代の友達かのような態度を取ったという。「同じ年ぐらいの友達はいないのか？」と訊かれた中居は、携帯アドレスの友達の欄に鶴瓶の名前が入っていることを明かしていた。親子ほど年の離れた2人であるが、13年間も一緒に仕事をしていると友達のような感覚になってしまうのか。だが、この関係もお互いのことを分かり合えているからこそなりたっているのだろう。まるで両想いの恋人という診断結果も、あながち間違ってはいないのかもしれない。
（TechinsightJapan編集部　瑛里）