お笑いタレント・キンタロー。(31)の“前田敦子のモノマネ”のことを当サイトで紹介したのは、昨年の12月27日だった。あれからまだ1か月も経っていないが、「今年のブレイク間違いなし!」と年明けから各局のテレビ番組に出演が相次いでいる。だが彼女の異例ともいえるテレビへの露出が急激に増えたことに、「もう飽きられてしまうのではないか」と先行きを懸念する声が早くもネット上で見られるのだ。
1月20日放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)で、あるデパートの催事「全国の絶品駅弁」をレポートするロケに参加したキンタロー。お馴染みの赤の制服っぽい衣装で、「○○のことは嫌いでも…フライングゲット」と前田敦子の口調で喋りながら、キレのあるダンスを披露した。『サンデー・ジャポン』には今回で、早くも2回目の出演である。お得意の光浦靖子のモノマネも披露していたが、VTRが終わると番組MCの爆笑問題・太田光が「キンタロー。あと2回やったら、抜け殻みたいになる」、「ちょっとペース早いよね」と心配そうにつぶやいていた。
芸歴1年、ぽっと出のモノマネ女芸人といった認識でキンタロー。を見ている方も多いだろう。だが彼女がまだ無名だった昨年、ひとりコントで東野幸治が笑いながら「作家をつけているんじゃないか?」と疑うほど、構成とオチが見事に練られた話を披露している。そのコントは、“金”と書かれたひし形の赤の腹掛けの金太郎コスチュームで熱演、おっぱいネタも盛り込まれていた。
そのキンタロー。について、東野は自身のツイッターでこうつぶやいている。「キンタロー。は一気に駆け上がった、凄いスピードで。稀に見る速さだ。どうなっていくのだろう?」
先日やっとキンタロー。のブログ『キンタロー。の人生はキンキンキラキラや~』が、オフィシャル扱いになった。そこに寄せられているのは女子中高生からと思われる沢山のコメントである。「学校でキンタロー。さんのマネしてます」、「カワイイ!」、「大好き」というような内容で溢れているのだ。彼女がアイドル扱いされ、話題のモノマネ芸しか披露できなくなると、ますます人気の寿命が短くなるのではないか。現在、予選を勝ち抜いているピン芸コンクール「R-1ぐらんぷり」でキンタロー。はモノマネ以外の芸で勝負できるのか。彼女の「R-1」での戦い方も楽しみである。
(TechinsightJapan編集部 みやび)