アイドルグループ・KAT-TUNの亀梨和也が福岡のテレビ番組のロケでラーメンを食した。「将来は福岡に住みたい」と語るほど福岡を訪れることの多い彼は博多ラーメンにも詳しく、地元のタレントも知らない注文方法を披露して驚かせたのだ。

ジャニーズアイドルの亀梨和也は野球通としても知られるが、かなりのグルメでもあることが分かった。昨年末に映画『妖怪人間ベム』の試写会で福岡を訪れた亀梨が、福岡の屋台を体験した様子が1月6日にローカル番組『ナイトシャッフル』（FBS福岡放送）で紹介された。

亀梨は福岡ソフトバンクホークスの取材などで博多を訪れることが多く、「福岡に来たら、もつ鍋と水炊きとイカの刺身を食べたい。屋台にも行ってみたい」と食事情にも詳しいのだ。時間の都合で福岡名物の屋台には行けないが、番組ではスタジオに屋台を持ち込んで亀梨に体験してもらったのである。

博多ラーメンが大好きだという彼は、「やっぱり、“粉落とし”ですね」と言い出したのだ。「粉落とし…？」とその意味が分からず怪訝な顔をしたのは地元福岡のタレントたちだったのである。屋台（おでん）の大将も少し考えて「言いますね、粉落としって…」と答える程度で、詳しくは知らないようだ。

亀梨が「バリカタ、ハリガネよりまだ硬いやつですよ」とラーメンの麺のゆで方だと説明して、周囲もようやく理解したのである。番組MCの今井雄太郎から「粉っぽくなかね？」と問われると、「そこがまたおいしいんですよ」と通なところを見せていた。

博多ラーメンは店によっては麺のゆで方を指定できる場合があり、細かいところでは茹で時間が長く柔らかい順番に「バリヤワ」、「柔らかめ」、「普通」、「硬め」、「バリカタ」、「ハリガネ」、「粉落とし」と段階があるらしい。博多っ子でラーメンが好きでも一般的には「ハリガネ」までしか知らないのではないか。「粉落とし」を知る亀梨は相当なラーメン通といえそうだ。

また、彼は自炊する時も凝り方が違うのだ。「コンビニとかにあるおでんの鍋を浅草で買って置いている」と話していた。「朝早くおでんのネタを買いだして仕込んでおくと、仕事から帰ったらちょうどおいしくできている」というから本格的である。KAT-TUNだけでなく、スポーツ番組のキャスターも務める亀梨和也だが、これからはグルメレポートの仕事も増えそうだ。
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）