芸能人として気づいてもらえないのは、当人にとってかなり落ち込んでしまうもののようだ。爆笑問題・田中裕二が、自分には“芸能人オーラ”がないのかと悩んでしまうような事件に遭遇したことを自身のラジオ番組で明かした。
11日深夜に放送された『JUNK 爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ)でのことだ。爆笑問題・田中裕二は、スポーツ情報番組『S☆1』の収録前に訪ねたあるラーメン店での話をはじめた。
このラーメン店は赤坂という土地柄芸能人が多く訪れ、店内にはサイン色紙が多く貼られていることで有名である。田中は「サイン書くの面倒だな」と思いながらも店の中へ入った。食べ終わりお店を出ようとしたその時、「ありがとうございました」とあっさり言われ最後までサインを求められることはなかったという。
しかし、爆笑問題の事務所の後輩ですでに解散した知名度の低いお笑いコンビでさえ、サインが飾られているのだ。店側がなぜサインを求めなかったのか田中は疑問に思ったものの、「過去にサインをしているに違いない」と自分に言い聞かせるように語る。さらに地元で行きつけのラーメン店にも多くのサインが飾られているが、一度もサインを求められたことがないと明かし「俺は眼中にないのか」、「芸能人オーラがないのか」、「嫌われているのか」と悩んでいる様子だった。
この件に関して、記者は早速その赤坂にあるラーメン店に問い合せてみた。ラーメン店の店主いわく、芸能人からサインをもらう際には迷惑にならないようにマネージャーがいるときを狙って声を掛けているとのことだ。田中がサインを求められなかったことをラジオでぼやいていたと伝えたところ、「従業員の気が利かず失礼なことをした」と今度来店した際には必ずもらうと話してくれた。実はこの店主、爆笑問題がMCを務める『サンデー・ジャポン』に出演したこともある。しかし『サンジャポ』出演の際にも、過去に来店の際にも田中にサインを求めたことはないようであった。
以前にも、麻雀帰りのアンジャッシュ・児嶋一哉と車に乗っていたところを週刊誌に撮られ、キャプションに「アンジャッシュの児嶋と渡部」と書かれてしまっていた田中。見た目ではインパクトがあるであろう、身長154cmの47歳のおじさんを見逃してしまうということは、やはり芸能人オーラが薄いのかも知れない。
(TechinsightJapan編集部 佐々木直まる)