今年も“ユーキャン新語・流行語大賞”が発表され、スギちゃんの「ワイルドだろぉ」が年間大賞に選ばれた。年末になると話題になる“流行語大賞”だが、爆笑問題・太田光は毎年、この大賞を取るべく新語や流行語になりそうな言葉を考え出していた。
爆笑問題・太田光は、幾度となく“流行語大賞”を狙っていると自身のラジオ番組『JUNK 爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ)で発言している。数年前にもタモリと“流行語大賞”を取ろうと「どゆこと!?」という言葉を考え出し、タモリは『笑っていいとも!』で数回使用していたが、太田本人があまり使うことはなく終わってしまったという経緯がある。
今年、太田が推していた言葉は「プーライ!」だ。当初は「プレイ」の中国語のようなものと説明していたが、その後は意味なく連呼するようになっていた。今年の流行語の結果を知った太田は、「『プーライ!』がノミネートすらされないのはおかしい」と主張する。だがこの言葉は、太田がラジオのみで何度か使うくらいでテレビで聞くことはあまりない。
相方の田中裕二は毎年、年末になると太田が思い出したように「流行語大賞を狙う」と発言することに呆れた様子だ。田中は、スギちゃんが「ワイルドだろぉ」を1日に何度も発しているのに対して、太田は流行らそうと思っている言葉そのものを忘れてしまうのが良くないと指摘する。しかし、これに懲りずまたタモリと相談して来年の“大賞”を狙うと、太田は諦めていないようである。
“流行語大賞”を受賞すると一発屋で終わるというジンクスがある。だが過去には、所ジョージが「す・ご・い・で・す・ネッ」(1984年)、慎吾ママ(香取慎吾)が「おっはー」(2000年)で受賞しているが、2人とも今もなおテレビなどで活躍中だ。一発でも当たればいいと考える芸人も多いだろう。“流行語大賞”は人気芸人が狙っても取れない、憧れの賞のようだ。
(TechinsightJapan編集部 佐々木直まる)