ゴールデンボンバーのボーカル、鬼龍院翔が12月の公演を延期した理由をブログで説明した。彼はこれまでも喉を痛めたことがあったが、今回は状況が違うことを明かしている。その文面に込められた鬼龍院の歌に対する思いに共感したモーニング娘。の田中れいなが、自身のブログでコメントした。
12月に予定されていたソロ公演「ひとりよがり3」を延期した鬼龍院翔は、11月22日の『キリショー☆ブログ』でそれを決断するにいたった理由を綴っている。「休みなんて無くていい、とにかくバンドを成功させたい」という思いで活動してきた彼は、これまでも喉の炎症で苦しんだことがあった。だが、「今回の喉の状況は、それらとは全く違う状況です」というのだ。
8月頃に医師から「上咽頭炎」と診断された鬼龍院は、それでもテレビや学園祭などのスケジュールをこなしていた。そうした状況が続く中で「自分の歌声が以前とは何かが違う」と感じていた彼は、医師から「喉はもう治った。声帯も綺麗に治っている」と言われたのだ。彼は約4か月もの間、痛めた喉をかばいながら歌い続けてきた。「歌うときの発声(筋肉)が完全に変わってしまった」と、自分の発声が深刻なことを伝えている。
このまま続けては歌声を失う恐れもあり、彼はゴールデンボンバーの活動についても「歌を口パクにすることも真剣に考えました」と明かす。しかし、「歌までエアーでは、ライブで人の心を動かせないと思いました」と今回の延期を決断したのである。
田中れいながそんな鬼龍院翔の葛藤を知って、12月1日にブログ『田中れいなのおつかれいなー』で「“歌までエアーではライブで人の心は動かせない”って。すごいなーこの言葉」とコメントしている。
彼女はモーニング娘。の場合、風邪でメンバーがライブに出られなくなると「みんなで振り分けてなんとかライブやり遂げたりってこともあったけど…」と経験を明かすと、「キリショーさんはキリショーさんしかおらんし、代わりはおらんもんね」と彼の重責を思いやる。
田中れいな自身も、喉の調子が悪くて思うように声が出ずにイライラすることもあるという。彼女は鬼龍院の言葉から「やっぱライブは生歌やけん楽しいし。みんなにも伝わるものもあると思う」と生歌へのこだわりを再確認したようだ。
ゴールデンボンバーの大ファンを公言する彼女は「れーながキリショーさんの歌聞いて感動したみたいに、れーなの歌聞いて感動しましたって言ってくれる人がもっともっともっと増えるように頑張ろうって思いました」と綴っている。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)