ロックバンド・LUNA SEAのRYUICHIとINORANが、ラジオ番組でメジャーデビューして20年活動してきた心境を語った。彼らは今でもライブステージではデビュー時と同じように燃えるが、20年を経て「目と目を見ればお互いが分かる」ようになってきたという。
「メジャーデビューして20年。インディーズ時代からだと25年くらいになる」とLUNA SEAのRYUICHIがこれまでの活動を振り返った。12月24日と25日、ラジオ番組『坂本美雨のディアフレンズ』(TOKYO FM)にZepp Tokyoで12年ぶりの全国ツアーを終えたLUNA SEAから、2人がゲスト出演したのだ。
ツアー終了後にも、12月23日に大阪城ホール、24日に宮城・仙台で東日本大震災復興支援ライブを行うなど精力的に活動を続けている。特に12月23日は初の東京ドームライブを行ったのをはじめ、ビッグイベントを開催してきた“LUNA SEAの日”として知られる。“イブイブ”という言葉も、彼らが使ったのが最初ではないかというほど特別な日なのだ。
40歳を過ぎた今でも、「年を取ったとか思わない。ある意味、あの頃のままの部分もある」とINORANは語る。デビューした頃と変わらぬ情熱でステージに立つ彼だが、「やさしく強くなったし、しなやかさも出た」と20年で変わった部分もあるという。
RYUICHIも「ロックライブは全速力で走り抜けることは変わらないが、魂の中に落ち着いた“凛”としたものがある点が結成時と変わった」という。20年続けてきたことで、メンバー間でも「目を見るとお互いに分かる」ようになれたとも話した。
最新シングル『The End of the Dream/Rouge』について、RYUICHIは「保守ではないが、これまでの楽曲といっしょに演奏できるものにしたかった。初心に戻ってこれまでのLUNA SEAらしさを詰め込んだ」説明すると、「過去の楽曲との“VS”ということもあり、先を見つめて作らなければいけない」と思いを語ったのだ。
パーソナリティの坂本美雨から「ローリング・ストーンズみたいに、おじいちゃんになっても続けて欲しいです」と希望されると、RYUICHIは「70歳になっても観に来てくれますか? 健康に注意して頑張ります」と力強く答えていた。
年明けには日本武道館で6daysライブを行うと、その後は台湾、タイ、シンガポール、香港と海外公演を敢行する。LUNA SEAの勢いは、おじいちゃんになっても止まりそうに無い。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)