今やバラエティ番組には欠かせない存在の女芸人たち。だが出演する枠が増えたとはいえ中堅の実力者が多く、若手にはなかなか番組で使ってもらえるチャンスが巡ってこない。名前を覚えてもらうために芸を見てもらうためにと、知名度の低い女芸人らは様々なアピール方法を考えなければならないのだ。
12月25日放送の『ロンドンハーツ 3時間半スペシャル』(テレビ朝日系)では、2年ぶりに「男性芸能人164人がリアルに選んだ 付き合いたい女芸人GP」が開催された。アンケートにはその女芸人を選んだ理由も書かれているが、やはり「明るい性格」、「細やかな心遣い」など人柄の良さをあげる男性が圧倒的に多い。外見について評価する回答は意外に少ないのだ。女芸人にとってはただの人気ランキングではなく、「自分が仕事仲間にどう思われているのか」という点が非常に気になるところでもある。
そんな中“実は巨乳だから”と男性芸能人から回答された、女芸人がいた。吉本新喜劇のマドンナ役として活躍する宇都宮まき(30)、関西では名の知れた女芸人である。今回のアンケートでは7票が入り、順位も7位と好成績であった。
同じ所属事務所の芸人ばかりでなく、舞台で共演した俳優からも支持があった宇都宮。明るい笑顔や素直な性格を選んだ理由にあげられていたが、「隠れ巨乳」だと先輩の男性芸人らの回答があった。
「(巨乳を)隠しているの?」とMCの田村淳(ロンドンブーツ1号2号)が聞くと、宇都宮はうなずきながら“普段は胸が目立たないような、下着を着けている”と明かした。すると周囲の女芸人からは、「何でそんなことするの?」と不思議がる声が。強調しないまでも、胸を小さく見せることはないだろう―との声が圧倒的だ。
これに宇都宮は、「私が“ムチャクチャ面白い顔”だったら、胸を出していた」と説明した。彼女は顔も童顔で可愛らしいので、巨乳まで強調するのは芸人としては“マイナスになる”と本人や周囲も考えたのだろう。さらに彼女は横に座っていた隅田美保(アジアン)に向かって、「顔が隅田さんだったら、私も巨乳をアピールしていました」と言い放ったのだ。
吉本新喜劇の舞台では芝居で勝負したい宇都宮にとって、どうしても注目されてしまう巨乳は隠して演じたいところかもしれない。しかし、披露するタイミングは心得ているようだ。例えば小籔千豊とレイザーラモンの3人による音楽ユニット『ビッグポルノ』の準メンバーとして活動する時は、セクシー全開。CDジャケットでは胸をはだけた姿で、何か言いたげな表情を見せている。
ひと昔前までのアイドル女性歌手は、胸が大きいことをひた隠しする時代があった。だが今は最初から堂々と出して先に名前を売るか、人気が出てからタイミングを考えて公にするか。“ここぞ”という時に披露できる巨乳は、やはり大きな武器であるようだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)