エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】今年の漢字は『人』。ガチャピンが一年を振り返り選んだ一文字。

毎年恒例となった一年間の世相を表す「今年の漢字」として2012年は『金』が選ばれた。実は人気キャラクターのガチャピンもブログで今年の漢字を『人』と発表しており、その思いを綴っている。日本だけでなく世界へも目を向けた彼らしい内容だ。

日本漢字能力検定協会が「今年の漢字」を全国から募集した結果、『金』に決定したことが発表された。金環日食やロンドン五輪の金メダルなどこの一年からイメージされる文字である。

ポンキッキシリーズでおなじみのガチャピンは12月13日にブログ『ガチャピン日記』で「ぼくの今年の漢字は『人』です」と発表している。彼は今年も多くの人に出会い、応援してもらったことを振り返ると「ひとりでできることも、たくさんあるけど、ひとりじゃできないことも、たくさんある」と人が協力しあう大切さを噛みしめていた。

ガチャピンは世界へも思いをめぐらせ、世界中には肌の色や言葉、好みや考え方も違う多くの人がいるが「みんなで助け合えば、なんだってできるかもしれない」と呼びかける。「ぼくは恐竜だけどね!」という彼もまた、人々の協力のおかげで今があることを感謝していた。

昨年の暮れにもガチャピンは「今年の漢字は『生』です」と発表している。あの大震災が起きた年を振り返ったガチャピンは「生きていると、楽しいことも悲しいことも、うれしいことも、つらいこともたくさんある。だから、泣いて、笑って、みんなで手をつないで生きていこう」という思いからその文字を選んだのだ。

彼が2012年に『人』を選んだ気持ちはその時からつながっているのだろう。日本も世界も混迷する時代を乗り越えるには国境を越えて『人』が助け合う力こそが大切だ。そんなことを思わせる文字である。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)