2009年5月、ある週刊誌にお笑い芸人のカンニング竹山(41)の全裸写真が掲載された。浮気相手だった当時20代の女性が出版社に自ら証拠になるモノを持ち込み、竹山との情事を赤裸々に語ったのだ。当時は大スキャンダルとなったのだが、今だから話せる“出版社との攻防”の内容を竹山が明かした。
「何かやたらモテるパーティで…。“おかしいな”とは思ったんですけど」と当時を振り返りながらカンニング竹山が話すのは、11月26日放送の『ストライクTV』(テレビ朝日系)の“こんな男は許せない!浮気撲滅SP”でのことだ。そのパーティで知り合った若い女性から積極的に誘われ、最初は「若いのに(妻帯者を)誘ったらダメ」と説教をしていたという竹山だが結局、誘惑に負けてしまったのだ。
数日後マネージャーのもとに週刊誌の編集部から、“竹山の浮気”について本人のコメントを求める連絡が入った。すると竹山はすぐさま編集部へ乗り込み、どんな記事にされるのか確認に出向いたそうだ。
そこで竹山は、写真の他にも浮気を証明するメールなど色々な証拠を見せられたという。正直に浮気したことを認めている竹山を前に、週刊誌側から「じゃあ面白おかしく記事を書かせてもらいますから、とりあえずここで土下座の写真を撮らせてください」と提案してきた。竹山も土下座をするかわりに、最も記事に載せて欲しくない証拠を自ら選んだ。つまり土下座の写真で、週刊誌側と取引したのだ。
ちなみに記事の件でこの出版社に乗り込んできたのは、ビートたけし以来だとのこと。だが今回の竹山の訪問は、編集部に歓迎されたらしい。
この浮気報道から1年後、竹山の単独ライブでこの話題を取り上げることとなり、放送作家の鈴木おさむ氏が竹山の妻にインタビューを要請した。「裸の写真が出た時どう思いましたか?」と鈴木氏が問うと、「私が撮っていた写真の方がカワイイです」と返答があったという。竹山の寝姿が面白いと、妻は普段から写真に収めていたのだ。裸で寝ている姿もあり、単独ライブではこちらを採用し舞台で公開したそうだ。
夫の全裸写真まで公にされた浮気の記事が出てから、夫婦の間で大変な修羅場があったらしい。それでも彼を許し「竹山が面白くなるなら」と、ネタに使われることに協力してくれる妻。話の最後に竹山は「本当に妻には感謝してます」と、神妙な顔でつぶやいていた。
(TechinsightJapan編集部 みやび)