ももいろクローバーZ(ももクロ)などアイドルへの楽曲提供で知られるミュージシャンのヒャダインが、テレビ『笑っていいとも!』に出演した。その中で“ももクロのチクリ”として一般的に知られていないエピソードを暴露された彼は、「悪意がある」とその内容を自分なりに解説した。そのひとつは、タモリの影響によってほぼ解決しているというのだ。
ヒャダインはミュージシャンとして活動しながら本名の前山田健一名義で、ももクロをはじめAKB48やSMAP、山下智久から東方神起まで多くのアイドルから、『らき☆すた』や『みつどもえ』など数々のアニメに楽曲を提供している。
その彼が、11月15日に『笑っていいとも!』のテレフォンショッキングに初出演した。子どもの頃からピアノを習っていたヒャダインは、独学で作詞・作曲ができるようになったという。京都大学に進んだものの「友達が1人しかいなくて就職活動することを知らなかった」ことから、卒業すると丸の内で事務系のアルバイトをしながら音楽の道を目指したのだ。そんな彼の話をタモリは興味深く聞いていた。
だが、途中から『ももいろクローバーZからのチクリ情報』が紹介されると、「嫌な予感しかしないんですけど」と不安そうにしたヒャダインの予感が的中。『男の人が好き』、『最近儲かっているのか、防音付きの家に引っ越した』といった裏情報が暴露されたのだ。
「悪意がある!」と慌ててヒャダインはそれについて釈明していた。ちなみに『男の人が好き』とは高城れにが流す噂で、「ヒャダインが男好きならば、ももクロと絡んでも安心だ」とファンに思わせる効果があるとヒャダインは捉えているようだ。防音付きの家に引っ越したのは事実だが、「儲かってはいない。今の音楽業界はCDが売れないので印税もそれほど入らない」と彼は内情を明かしている。
そんな中で『自意識過剰で、人の噂に敏感になり過ぎる』というチクリについては、ヒャダインも「以前はそうだった」と認めたのだ。彼は「ツイッターや掲示板で自分の噂を見てへこむという時期があった」と明かすと、「『いいとも』に漫画家の久保ミツロウさんが出演して同じことを話していた」と意外なきっかけでその状況から抜け出せたというのである。
久保ミツロウ氏は今年5月21日に『いいとも』のコーナー企画に、7月30日にはテレフォンショッキングに出演している。彼女はテレビ出演するとネットで『漫画の仕事しろ!』など批判されることから、「テレビに出演して良いものか?」とタモリに相談したのだ。タモリは「ネットで自分の噂を一切検索するな」と彼女にアドバイスすると、「出るなら見るな。見るなら出るな」と言い聞かせたのだ。
ヒャダインはテレビでそのやりとりを見て自分の状況と同じことに驚いたという。彼は「タモリさんの名言『出るなら見るな。見るなら出るな』に感銘を受けて、今も待ち受け画面にしています」と携帯を嬉しそうに見せていた。
現在は「1日に2曲は作らないと回らない」という多忙な日々を送るヒャダインだけに、『ネットで自分の噂を見てへこむ』時間は大きな損失だろう。それをせずに済むようになったのだから、顔写真を待ち受けにするほどタモリには感謝しているのだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)