お笑いコンビの千原兄弟はお互いにピンでの活動が忙しく、月1回行っているトークライブで顔を合わせる程度だという。弟のジュニアは兄のせいじがどんな仕事をしているのか把握していないが、「よく海外ロケに行っている」ことは聞いたことがあるらしい。
“芸人界一アクティブな男”といわれる千原せいじに密着取材したのが、10月20日深夜放送の『ざっくりハイタッチ』(テレビ東京系)の「せいじ365」のコーナー。若手芸人がせいじの夏の海外ロケや休日に完全密着、海外でも遺憾なく“せいじ”ぶりを発揮している様子が紹介された。
エチオピアのボレ国際空港に降り立った、せいじ。黒のTシャツにカラフルなボーダーのハーフパンツ、紫の帽子に同じ色のタイツといった出で立ちだ。「志茂田景樹か!」とVTRを見た弟のジュニアも呆れるほど、個性的で派手なファッションである。外国人からも記念撮影を求められるという、奇抜な“せいじスタイル”だ。
このロケでは、エチオピアの遊牧民“アファール族”の村を訪ねた。“アファール族”は誇り高く好戦的なことで「最強の部族」として有名であるという。せいじらを迎えた若い男性のグループは白い布を身にまとい、ライフルや短刀を肩から提げ、弾丸を腰につけている。相手にロケの話は通されているとはいえ、気安く近づけない風情である。
するとせいじは、「いかつすぎるやろ~」と笑顔を浮かべワクワクした様子を見せた。彼は通訳を通し言葉を交わすと、まずは記念撮影を始めた。彼らから短刀を貸してもらい、得意気になっている。“アファール族”の若者も笑顔で、もう仲良くなっているのだ。
しばらくするとせいじは“アファール族”の先頭に立ち、日本語で「ちゃんと並べ」と号令をかけてぞろぞろと歩き始めた。この時、村長がせいじの鞄を持ってくれたという。「まるで“せいじ軍”だ」スタジオ出演者からは驚きの声があがる。
ジュニアは呆れながらも、「前はマサイ族も2日目から引き連れて歩いていた」と証言していた。別日に訪れたタイのロケでも、寺院の僧侶と何やら40分近く話し込んでいたというせいじ。彼の人懐こさは言葉の壁も超えるのだろうか。芸人仲間から“モンスター”と称されるせいじは、まだまだいろんな引き出しを持っていそうである。
(TechinsightJapan編集部 みやび)