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ノルウェーの首都オスロにいるはずが、目を覚ますと全く違う場所にいた…。オスロで自分の車内で眠っていたはずの男性が、車泥棒らに車ごと隣国スウェーデンまで連れ去られるという事件が発生した。
スウェーデンのローカル紙Göteborgs-Postenの報道によると先月24日、50代のこの男性はオスロで大量に酒を飲んだ後、一旦休憩しようと駐車していた自分の車の後部座席で眠りについた。
だが彼が目を覚ました時、自分が2人の女によって車外に放り出されている最中であり、さらにその後、その場所は自分がいたはずのオスロではなく、スウェーデン西部の都市、ヨーテボリの中央駅付近であるという、とんでもない事実に気がついたという。
車を盗まれた上、隣国とはいえ異国に放置されるという踏んだり蹴ったりの出来事にショックを受けた男性は途方に暮れたものの、ヨーテボリの警察に駆け込み事情を説明。警察により一晩の宿を提供してもらった男性は、翌日電車でオスロに戻ることとなり、パトカーに乗りヨーテボリ中央駅に向かった。だが、その途中で偶然にも盗まれたはずの自分の車が駐車しているのを発見。ほどなくして警察は、その車内にいた30代の女2人を窃盗の容疑で逮捕した。この女らは現在、警察で取り調べを受けている。
被害者の男性はその翌日26日の午後に、無事取り戻すことができた車と共にオスロに出発することができた。自分の物が一度は盗まれ隣国に持ち去られてしまったにもかかわらず、全て取り戻すことができ、「私は本当にラッキーでした」と男性は話している。
(TechinsightJapan編集部 椎名智深)