お笑い芸人・アンタッチャブルの柴田英嗣が、大竹まことがメインパーソナリティを務めるラジオ番組に出演した。大竹は柴田が所属する芸能事務所「プロダクション人力舎」にかつて所属しており、柴田に“長期謹慎”という処罰を下した前社長・玉川善治氏をよく知る人物である。柴田と大竹は、2年前に亡くなった前社長について語った。

以前、柴田を古くから知るタレント・伊集院光が、彼とラジオで共演した際に柴田の“長期謹慎”について語っている。前社長は柴田の不祥事を知ると、「秘策がある」と柴田に沈黙を守り謹慎するようにと指示した。ところが、前社長は“秘策”を披露することなく他界してしまい、謹慎が長引いたという事実を伊集院は明かしている。

このたび『大竹まこと ゴールデンラジオ』（文化放送）でゲストとして出演した柴田。大竹まことも元人力舎所属で、前社長のことをよく知る人物だ。柴田が前社長に可愛がってもらったことを話すと、大竹は「お前は俺かもしれない」と口にした。大竹も前社長に可愛がられていたのだ。前社長は中学を卒業後、出身の青森から集団就職で上京し、成り上がりで芸能事務所の社長になった。そのためか、大竹や柴田のようなヤンチャな人間にシンパシーを感じる人だったと大竹は振り返る。柴田は前社長からお金を借りていたことも明かしており、ずいぶんお世話になったらしい。

また、長期の謹慎について聞かれた柴田は、原因は「小さなたくさんの失敗」ではなく「大きな1つの失敗」という。その内容は、“グレーな疑惑”のままでは嫌なので少しずつでも明かして「白くしていきたい」と前置きしつつも、現実は全てを話す状況ではないようで、やはり詳しくは語らなかった。

柴田は、借りていたお金も社長が亡くなる前にきっちり完済していたようだ。さらに復帰後は、2泊3日で野宿するドキュメントバラエティ番組『今夜野宿になりまして』に出演しながら、月～金曜日放送の『LINDA！～今夜はあなたをねらい撃ち～』（TBSラジオ）に出演するなど精力的に活動している。

大竹に「もう女で失敗するなよ」と言われ、「大丈夫です」と力強くキッパリ宣言した柴田。自ら受けた“長期謹慎”という処罰は、“借金返済”よりもキツイものだったようだ。
（TechinsightJapan編集部 佐々木直まる）