モーニング娘。のリーダーを5月19日から務めている道重さゆみが、ブログで前リーダーの新垣里沙と過ごした日々を振り返った。2人はお互いの部屋に泊まり合うほど仲が良かったのだ。その新垣が卒業した日に道重は、彼女にやめないで欲しいと泣きついたという。
新垣里沙の卒業公演は、5月18日に日本武道館で行われた。この日、次期リーダーとして道重さゆみが指名されている。5期の新垣が卒業することで、ついこの前までは若手のイメージがあった6期の道重と田中れいなの2人が年長となったのだ。2人のうちどちらが新リーダーとなるか注目されたが、実は道重が事前にリーダーに立候補していたことで指名されたようだ。だが、立候補はしたものの道重は新リーダーになることに不安を感じていたのだ。
10月20日に『道重さゆみ 公式ブログ』で新垣の24歳の誕生日を祝福した彼女は、「ガキさんがモーニング娘。のとき、ほんとに毎日ずーっと笑って楽しかったんだよー」と新垣を慕っていたことを綴っている。そして、同期だった亀井絵里と2人で新垣の家に泊まったり、新垣が道重の家に泊まったりして仲良く遊んだ頃を思い出すと、「ガキさんが卒業するとき、さゆみ、ほんとさみしかったよー」と5月18日のことに触れている。可愛がってくれた新垣リーダーの後を自分が引き継ぐことに不安を感じた道重は、「ガキさんに泣きついたんですよー。『やっぱりやめてほしくない』って」と卒業公演が終わって2人きりになった時のことを明かしたのだ。
「いま考えると、もう卒業した人に向かってかなりワガママなさゆみ」と反省しているが、卒業した直後に「やめないで」と泣きつかれて新垣も複雑な心境だったのではないだろうか。だが、新垣が「大丈夫大丈夫! さゆみんなら大丈夫!」と励ましたおかげで、道重もリーダーとなる心を決めることができたのである。
翌日から新リーダーとなった道重はなかなか頑張っている。彼女がリーダーとなった新生モーニング娘。がリリースした50枚目のシングル『One・Two・Three/The 摩天楼ショー』を、リーダーの決意を記したメッセージをつけてモー娘。のOGたちに渡した時には中澤裕子や矢口真里も感心していた。
また“道重ルール”というモー娘。の新ルールをつくって話題となっているが、その内容は「道重さん今日もカワイイですね」とあいさつさせるといったワガママなものだ。しかし、これもバラエティで活躍している道重ならではの発想だろう。トークが苦手な後輩たちも、これをネタにすることで話が弾むのだ。直接、形として見えないがリーダーとしての気のつかい方は細かいのである。
ただ、道重さゆみは歌が苦手ということが気がかりだが、パフォーマンスでは同期の田中れいなが引っ張ってくれるので6期の2人で良いバランスがとれている。道重がリーダーとなってからは、モー娘。の露出も増えているようだ。初期のモーニング娘。の人気は今でも語り草になっているが、現役がそれを追い越せるように道重リーダーにも頑張って欲しい。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)