AKB48のチームKによる「RESET」公演が、10月24日に千秋楽を迎えた。11月から新体制となることから、現チームKとしては最後のステージだった。その後は上海SNH48への留学が決まっている宮澤佐江の壮行会が行われたが、宮澤は公演から壮行会まで気丈に笑顔で通したのである。だが、そんな彼女も楽屋では涙をこらえることができなかったようだ。
「素敵な千秋楽でした! 愛に溢れていました! 本当にありがとうございました!!」と宮澤佐江は千秋楽を終えた10月24日の夜に、ブログ『おやすみなさえ』でファンへ感謝を伝えている。掲載された現チームKでのおそらく最後となる劇場での集合写真でも笑顔を絶やさない彼女だが、その目にはどこか寂しさが漂うのは気のせいだろうか。
宮澤とは“ツインタワー”と呼ばれるほど親しい秋元才加は、10月26日にブログ『ブキヨウマッスグ。』で「さえの裏側」と題して千秋楽後の楽屋での写真を公開しているのだ。
秋元は「ファンの皆さんの前では笑顔の宮澤佐江でいたいってさ」と宮澤がずっと笑顔で通した気持ちを代弁すると、「この人のファンを思う気持ち、人を想う気持ちは人一倍強い」とその熱い思いを感じていた。彼女としてもそんな宮澤佐江の気持ちを、ファンに伝えずにはいられなかったのだろう。「これを載せたら、さえに怒られるかもしれないけど…」といいつつも公開したのは、楽屋で立ち尽くしたまま涙を流す宮澤の姿だったのだ。
宮澤にとっては、チームKの解体に加えてSNH48へ行くことでAKB48との別れも迎えなければならない。秋元才加があえて涙の写真を掲載したのは、「最後まで笑顔で努めた。でも楽屋に戻ってきたさえは泣いてた」といった宮澤の本当の気持ちを放ってはいられなかったのだろう。
そしてその思いは、ファンにもしっかり伝わったようだ。「本当に才加ちゃんありがとう! 何度見ても泣けました。一緒に佐江ちゃんを支えていこうね」、「夜中にひとりPCの前で号泣した。やっぱりチームKはいいチームだな」と共感した読者からコメントが届いている。
「いつも笑顔だよね、佐江ちゃん。そういうところすごく尊敬してます」という声もあり、その笑顔がファンへ与えるものは大きいのだ。海外留学組は年内に動く予定だが、SNH48でも宮澤佐江の笑顔があれば大丈夫だろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)