エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「僕を食べてください」。“蟻んこ”から話しかけられた俳優・今井雅之のサバイバル体験。

俳優の今井雅之は元自衛隊員ということも影響してか、サバイバルで極限状態を体験することが好きだという。テレビ番組で彼は極寒の北海道でサバイバルに挑んだ時の体験を話したが、その壮絶な内容に共演者も唖然としたほどだ。

今井雅之は自衛隊員から思い立って俳優になったイメージがあるが、実は子どもの頃から俳優を目指していたようだ。しかし自衛官の父親が俳優を志願する息子に「まずは自活しろ」と命じて、自衛隊に入隊させたのである。

自衛隊で鍛えられた今井は陸士長にまでなったが1年余りを経て依願除隊した。その後大学に進んだ彼は卒業した年に念願の俳優として舞台デビューした。今では舞台『THE WINDS OF GOD』 で脚本・演出・主演を務めて海外でも高く評価されるまでになったのだ。

9月27日の『ライオンのごきげんよう』に出演した今井雅之は「自分を追い込んで極限状態で気絶していくのが好き」だと妙なことを話し出した。

ある時、今井は真冬の北海道でサバイバル体験に挑んだ。極寒の稚内から600kmもの距離を普段着で進んだのである。しかも不眠不休で歩き続けるというから正に命がけだ。

「気がついたらビートルズがコンサートをしている。ジョン・レノンがギターを弾きながら歌っていて、『ジョ~ン!』と叫びながらふと気づくと吹雪が…」という幻覚を見ることもあったという。

3日間何も食べないと空腹で胃袋が萎縮してねじあげられるように痛む。「ぶっ倒れていると目の前にいた蟻んこが『何をしてるんですか?』と話しかけてくるんです」と今井は別の幻覚について話した。

彼が事情を話すと蟻んこは「じゃあ僕を食べてください」とまるでアンパンマンのようなことを言うではないか。「たんぱく質もいっぱいですよ」という蟻んこの言葉に甘えたのか、今井は「気づいたら蟻んこを指でつまんで食べていた」と明かしたのだ。

その壮絶な内容に司会の小堺一機をはじめ共演者もただ驚くばかりだったが、共演していたモデルのローラは「頭おかしいんじゃない?」といつもの調子だった。だが、この時ばかりはローラの言葉を否定する者はいなかったのである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)