お笑い芸人の鈴木拓(ドランクドラゴン)が、アカウントまで削除しTwitterをやめてしまった。あるバラエティ番組でとった鈴木の行動に対する批判がTwitterに殺到し、手が付けられない状態になってしまったのだ。この騒動に関して同業者からの発言が相次ぐ中、東野幸治も自身のブログで意見を述べている。
10月17日付のブログ『東野幸治のこの間。』で彼は「(鈴木が出演した)番組は見ていないが」と前置きしつつも、番組がこれだけ話題になり騒がれればお笑い芸人として大変オイシイ話であると書いている。鈴木だけでなく、テレビ局側にとっても良い宣伝になったというのが東野の見方である。
これから鈴木はいろいろな番組でこの話題を持ち出し、仕事が増えるかもしれない。すると頻繁に鈴木の笑顔がテレビ画面いっぱいに映し出される。それを不快に思ったとしても、「もう二度と文句を直接本人に言えないぞ!」とブログで主張する東野。そして今回負けたのは鈴木ではなく、彼のTwitterを炎上させた人たちだと言い切っているのだ。
だが、Twitterで批判されても決してめげない東野や、悪口を言ってくる相手を徹底的に追い詰めるレイザーラモンRGのように、果たして鈴木は心が強いだろうか。「ツイッターで批判され“心が折れた”」と告白した品川祐(品川庄司)のように、立ち直るまで相当時間を要する場合もあるのだ。
番組のルールに則って、リタイアして賞金を得た―これが原因で、“クズ人間”“芸人やめろ”とまで言われた鈴木。彼に対して、東野はブログで遠まわしにメッセージを送っているように感じる。「お笑い芸人なら、この騒ぎを“笑い”に変えて利用して欲しい」。やはりここは伊集院光がラジオで話していたように、すぐにもう一度同じ番組に出て欲しい。そして鈴木にはぜひ、憎まれ口をたたいてもらいたいのだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)