タレントの千秋とミュージシャンのユーミンこと松任谷由実は、互いの自宅でガールズトークに花を咲かせる間柄だ。芸能界でも接点がなさそうなこの2人が、なぜそこまで親しくなったのか。千秋がテレビ番組で2人が出会ったいきさつを話したが、ユーミンの感性があればこそのエピソードだった。
千秋は、これまでも何度かテレビ番組やブログでユーミンとの交友について明かしている。ユーミン邸にも度々招かれており、「ディズニーランドのよう」とその豪華さを表現していた。2人の出会いは千秋がデビューしたばかりの頃に、ユーミンから「気になる子がいる」と関係者に話したことがきっかけだという。10月17日に放送された『ライオンのごきげんよう』の中で、千秋はなぜユーミンから声がかかったのかを話した。
千秋がデビューして1年が過ぎた頃だ。彼女はまだテレビ番組にも出演しておらず、ケーブルテレビの仕事をしていた。その千秋の姿を偶然見かけたユーミンが、「舌ったらずな喋り方で、変な声で、名前しかなくて、耳がとんがっている子」が凄く気になるから会ってみたいと関係者に依頼して彼女を探してもらったのである。
ほどなく千秋がユーミンのラジオ番組に出演することになり、初めて2人は対面した。ユーミンから千秋に「会いたかった」と打ち明けられて以来、2人の交友は今も続いているのだ。千秋はユーミン邸を年に1~2回ほど訪ねるという。「ユーミンさんは海外の話やスピリチュアルな話をたくさんしてくれるので、私は彼女の知らない廃墟やキモチ悪い生物の話をする」といった時間を過ごすそうだ。
ユーミンの夫でもあるアレンジャーの松任谷正隆氏が、意外にも千秋と同じ趣味でキモチ悪い生物に詳しいらしい。「この虫がキモチ悪いだろう」と、画像を引っ張り出しては千秋と見せ合いをして楽しむほどの関係なのである。
さらに、今年の5月には「今から行っていい?」とユーミンから突然電話があり、その15分後に千秋の自宅にユーミンがやってきた。初めて千秋宅を訪れたユーミンは「千秋っぽくて安心した」とくつろぐと、「これからまた来ちゃうよ。入り浸っちゃうよー」と話したという。
千秋がまだユーミンと出会った頃に、「なぜ私なの?」と尋ねたことがある。するとユーミンは「その耳が!」と彼女の先がとがった耳の形が気になって「耳を触ってみたかった」と答えた。耳をきっかけにはじまった交流だが、感性も合うことからおよそ20年間もつきあいが続いているのだ。
普段の千秋は髪の毛で耳が隠れているが、『ごきげんよう』では髪を上げて見せてくれた。先がとんがったアニメのような耳の形をしている。「小学生の頃は『悪魔』と言われていじめられたけど、この耳のおかげでユーミンさんと出会えた」と千秋は耳を触りながら語っていた。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)