胸椎骨折で入院中のお笑い芸人・スギちゃんのもとに連日、仕事仲間らがお見舞いに訪れている。芸人仲間の他にも人気モデルのローラも病室を訪れ、スギちゃんは大変元気付けられたことを自身のブログに綴っている。そして、遂に伝説の名物プロデューサーが会いに来てくれたらしい。

スギちゃんが現在入院している病室の窓からは、東京スカイツリーを眺めることができる。病院の近くの公園に散歩に出かけるなど、リハビリも一生懸命に頑張っている様子がブログに綴られていた。しかし動けるようになったらなったで、今後の仕事のことや退院してからの住居の悩みなどで頭がいっぱいになり、スギちゃんは落ち込むことが多かったようだ。

そんなスギちゃんの今一番の楽しみは、見舞い客とのお喋りらしい。特に芸人仲間とのたわい無いお喋りは、ふさぎがちの心が晴れたようである。なかにはナースキャップを被り、白衣のスカート姿で現れた男芸人もいる。たくさんの仲間からの温かい励ましは、きっとスギちゃんの弱った心を回復させてくれただろう。

そんな中スギちゃんがとびきり笑顔を見せているのは、9月20日付のブログ『スギちゃんのワイルド入院日記』である。“待ったましたぜぇ”と題され、ある中年男性と一緒の写真が2枚掲載されている。しかし、誰なのかはブログには書かれていない。“昔を思い出して、涙が出そうになった”というスギちゃんの顔は、喜びで溢れている。

その男性はバラエティ番組『電波少年シリーズ』で知られる、日本のテレビの土屋敏男プロデューサーである。今から約10年前、スギちゃんは“メカドッグ”というコンビを組んでいた頃、『雷波少年』（日本テレビ）の“雷波少年系ゴミ生活（の旅）”に出演していた。不法投棄されているゴミの片付けをしながら、旅をするという企画であった。

土屋プロデューサーのTwitterにも、「スギちゃんのギブスを外そうとしたよ」と2人の楽しそうな写真が掲載されている。

この日のスギちゃんの表情を見ていると、“お笑い芸人”スイッチが入ったようだ。それほど土屋プロデューサーの訪問が、彼にやる気と希望を与えたのだろう。リハビリにも一層、熱が入るに違いない。
（TechinsightJapan編集部　みやび）