今年の2月、放送作家・鈴木おさむが参加した、とある“鍋会”。会場は、今田耕司宅。行ってみるとなんとそこには、横綱・白鵬はじめ有名な力士たちが鍋を囲んでいたのだ。そんな鍋会から、約半年。この会が縁となり、鈴木は今月“ちゃんこ屋”をオープンさせたのだ。
放送作家・鈴木おさむは、ちゃんこ屋オープンまでの過程を『鈴木おさむ 考えるラジオ』(TBSラジオ)で語っている。
今年の2月に鈴木が、スーパー社交家として有名なカラテカ・入江に誘われて参加した“鍋会”が事のはじまりだ。会場の今田宅に行ってみるとたくさんの芸人とともに、横綱・白鵬関はじめ、大関・琴奨菊関、豊ノ島関という有名力士たちが参加していたという。しかし、そのメンバーもさることながら、鈴木を驚かせたのは、その時に出された“ちゃんこ鍋”の美味しさだったという。料理したのが、相撲部屋で数年間ちゃんこ番をしていた元力士。あまりの美味しさに、鈴木が、その元力士に「お店をやらないのか」と尋ねたところ、元力士は、「やりたいけれど、きっかけがない」と答えたという。そこで、鈴木は彼の人生を応援したいと、急に思い立ち、その約半年後の今月3日に店をオープンさせたのだった。
鈴木は、放送作家やタレントとしても忙しい上、店のオープンの準備も同時進行で大忙しだった。メニューの開発から、スタッフのケアなど番組の企画会議中に幾度となく店から電話が掛かってきていたという。
店がオープンしてからは、朝に送られてくる“番組視聴率”と夜に報告される“売上金額”にドキドキする毎日だと心境を語った。
お店の屋号は、34代木村庄之助氏による筆使いで、店内も相撲ミュージアムを思わせるような佇まいだという。ここ最近数多くの有名人が、第2の収入源として飲食店経営に乗り出している。鈴木の“ちゃんこ屋”は、寒くなるこれからの季節が勝負の時だろう。
(TechinsightJapan編集部 佐々木直まる)