モデルでタレントの中野裕太がテレビ番組に出始めた頃に明石家さんまの言葉に傷ついた過去を明かした。まだ、バラエティにも慣れていなかった彼はしばらくショックから立ち直られず帰宅するタクシーの中で涙を流したという。
中野裕太は早稲田大学の特待生として入学・卒業しており、イタリアのミラノ大学に留学していたこともある。モデルとして業界に入った彼はやがて役者を目指すが、一方で高学歴で秀才というキャラをウリにしてバラエティへも進出した。しかし、バラエティ番組に慣れるまでには辛い経験もしたという。9月17日放送の『ライオンのごきげんよう』に出演した彼が明石家さんまと初めて競演した時のことを語った。
明石家さんまの番組に出演した中野裕太は「バラエティでは芸人さんに突っ込まれる為にしゃべりを意識していた」という。彼なりに番組を盛りあげようと努力していたのだ。ところが司会のさんまからそのしゃべりを「オマエはうそつきやな~。サギ師や」と指摘されたのである。中野裕太はその言葉にショックを受けた。番組が終了しても彼はその言葉がずっと気になり「なんであの人は公共の電波で俺の事をサギ師だなんて言うんだろう」と考えると「悲しくなってタクシーの中で泣きました」というのだ。バラエティに出始めた頃の中野裕太は「ニーチェを超えた天才」と呼ばれたように自身の才能を誇大にアピールしていた時期がある。さんまから「サギ師」と突っ込まれたのもその話題だったのではないだろうか。
彼も最近はそうしたアピールを控えめにしているようだ。タレントとしてのキャラ設定を変えたのはさんまの番組で指摘を受けたことが影響しているはずだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)