8月27日にAKB48を卒業した前田敦子が、テレビ番組のロングインタビューに応えた。前田は卒業したことで肩の荷がおりたのか、大島優子や仲川遥香と同居している件などプライベートに関しても語ってくれたのだ。
AKB48で不動のエースといわれて活躍していた前田敦子であったが、ステージやバラエティ番組でのトークはあまり得意ではなかった。トークをリードする高橋みなみや大島優子らを信頼していたからでもあっただろう。
そんな前田敦子が、9月16日深夜にNHKで放送された『MJ presents前田敦子スペシャル』の中でロングインタビューに応え、何のとまどいもなく現在の胸の内を語った。
AKB時代、自分のあり方に悩みながらも「私はこのままの私でしかない」という考えに行き着いたという前田。「万人ウケするって何?」、「人にコビを売るのは違う」と、彼女は16~17歳ですでに自問自答して自分の立ち位置を確かめていた。「今思えば『ホントに素直でごめんなさい』と謝りたい」と、これまでの言動が彼女のありのままであったと語り、「私に裏はない。悪い部分が見えたとしたら、それ以上の悪いものはない」と言い切った。
この日の彼女は、プライベートについてもいろいろと明かしてくれた。東京ドーム公演前から大島優子や仲川遥香と「9月いっぱいは3人で同居しよう」と約束しており、現在は本当に3人で生活しているそうだ。「優子が夜12時過ぎに『疲れた~っ』と帰ってきて、朝は8時半くらいに出て行く」と、前田はAKB48で忙しく活動する大島優子らを見守りながら過ごしているのだ。
AKB48がブレイクする前のことだが、まだ10代だった前田敦子はインタビューにこう答えていた。「まずAKB48が有名になって、自分が卒業して、女優になって、AKB48がまだあって。『前田はAKB48にいた』といわれたい」と夢を語っていた。その頃からアイドルは女優になるための過程だと考えていたのである。
また、つい先日には前田敦子が大島優子と話している際に「決めた! 私は早いうちに結婚する。26歳で結婚する!」と宣言したそうだ。だが、インタビューでその結婚には条件があると付け加えた。彼女は「女優として“ある夢”を持っている。内容は内緒だけど、その夢が叶えば26歳で結婚して子どもも欲しい」とし、さらに「夢が叶うまでは恋愛もしないでいい」と決意の固さを示した。
一方で「私が良くなればAKB48のプラスになるが、私が悪くなってもAKB48のマイナスにはならない。私がいなくなり『(前田敦子は)どこいったんだろう?』といわれるだけ」とソロとなった自分の立場をシビアに見つめている。
「女優としてスタートラインに立たせてもらったが、全く自信がないのが事実」という彼女のこれからは、決して安易ではないだろう。しかし、その厳しい現実を知ればこそ女優として成長できるのではないか。AKB48で培った根性で頑張って26歳で結婚するプランを達成して欲しい。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)