梅田彩佳は今年の6月に行われたAKB48選抜総選挙2012で16位となり、27thシングル選抜メンバーに入った。そんな彼女が渋谷のTSUTAYAに豪華に飾られたAKB48の新アルバムのポスターに自分の姿を発見して、感激した様子をブログで綴っている。AKB選抜総選挙では毎年選抜入りできずに、圏外となり涙するメンバーの方が多いのだ。梅田彩佳もそんな競争社会を思いながら今の自分の位置を素直に喜んでいる。
AKB48選抜総選挙2012で1位から16位までの選抜メンバーに入ると、新曲シングル『ギンガムチェック』を歌う他にも、メディアに優先的に出演するなどの権利を得る。17位~32位のアンダーガールズもカップリング曲を歌う他に露出も多いが、それでもシングル選抜との違いは大きいのだ。
梅田彩佳は昨年の22位から16位へと躍進したことでシングル選抜メンバーに入ることができた。昨年は前年から10位躍進して22位となりカップリング曲の『抱きしめちゃいけない』でセンターを務めている。同曲はファンの間でも評価が高く、またユニットDiVAでも活躍するなど梅田の実力はさらに注目を集めていた。
そんな経緯を踏んでつかんだ選抜メンバーの座だったが、彼女は意外なところでそれを実感したのだ。梅田彩佳のブログ『Dance Studio UMEDA』で「心からいいます」と彼女はその時の心境を綴っている。
福岡県北九州市で学生時代を過ごした彼女は、東京で見た渋谷のTSUTAYAに飾られた数々のポスターやCDを「キラキラしてて、かっこよくて憧れだった」と振り返る。
昨年はそのTSUTAYAにて「そこにDiVAがあったときも感動した」という彼女はこの日、AKBの新アルバム『1830m』のポスターが大々的に並ぶのを目にしたのである。「AKBがいっぱいあって、高まった」という彼女はそこに“梅田彩佳”を見つけたとき「自分もいて、もっと高まった」と感激していた。
梅田が好きなダンスをフィーチャーしていることで思い入れも強いのが、ユニットDiVAだ。その結成について「ずっとわたしが夢を追いかける道を照らしてくれてた、AKBがあったから」と感謝した彼女は、そのAKBのポスターに自分が出ていることを「素直に嬉しい」と表現している。
しかし梅田彩佳は「明日には、自分の位置なんかわかんない世界だけど」とも語っており、やはり心の奥では気を引き締めているのだ。この一瞬を素直に喜びながらも彼女は「ちゃんと、前はみるから」と自分に言い聞かせていた。
これまでもバラエティ番組で峯岸みなみや指原莉乃らが「AKBはあと何年もつかわからない」、「AKBはもってもあと2年だと思う」(昨年の話)という将来性への不安を口にしている。しかし選抜以外のメンバーからするとAKBの将来性よりも現在の「自分の位置がどうなるか」の方が切実なのだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)