サンリオによるチャリティーイベント『KITTYROBOT展』が表参道ヒルズで開催中だ。その企画のひとつとして、各界著名人がデザインした“KITTYROBOT”(キティーロボット)が出品されている。多くの出品者の中で、タレントでデザイナーの神田うのやNHKで歌のおにいさんとして活躍した今井ゆうぞうはブログで作品を作る様子や設計図を公開している。
『KITTYROBOT展』は8月12日から19日まで開催され、ハローキティとの写真撮影、サイン会、ゲストのトークショーなどイベントも満載だ。会場には『未来へのmessenger』をテーマに多くの著名人が思いを込めてデザインした“KITTYROBOT”が展示されている。
歌手の浜崎あゆみやタレントの辻希美からサッカーの長友佑都選手らによる様々なデザインのキティーロボットが人気を集めている。出品者のひとり、神田うのがブログ『UNO Fashion Diary』で8月13日に「UNOが作ったキティーちゃんはこちらです」と出品作品を紹介。特徴となる“ベルトやリボンに敷き詰められたスワロフスキー”を接着剤で付ける様子を写真で公開した。
また、今井ゆうぞうはブログ『W.A.L.K』で14日に「キティーロボ大解剖」と題して企画書と解剖図としてロボットキティーの各部の特徴を公開している。彼の誕生した1977年にNASAが打ち上げた無人惑星探査機Voyager1号と2号に詰まった“地球外知的生命体へ向けたメッセージ”とリンクさせて“ロボットキティー”へもメッセージを込めたという。
こうしてロボットキティーの制作過程を知ると、作者が展示作品に込めた思いが分かり、手づくりされた温かさが伝わってくる。
現在のところは神田うのやモデルの舟山久美子、歌手の鈴木亜美に浜崎あゆみなどの作品が人気のようだが、かなりの数が出品されているので好みも様々に分かれるだろう。ブログやツイッターで話題が広がりこれからますます盛り上がりそうだ。
他の出品作品も同様に作者の思いが詰まっていることだろう。オークションの落札代金は出品代行にかかる手数料を除き【株式会社サンリオエンターテイメント】を通じて日本赤十字社に全額を寄付され、東日本大震災で被災された子どもたちへの支援金にあてられる。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)