“人の心を読む”でおなじみのメンタリストDaiGoがテレビ番組で“フォーク曲げ”の秘密を語った。彼は“超能力”でスプーンを曲げるユリ・ゲラーとは違い「科学の力で曲げている」と説明する。つまりその方法を使えば誰でも“フォーク曲げ”が可能だというのだ。
最近では数々の番組で見かけるようになったDaiGoは“人の心を読む”パフォーマンスと共に“フォーク曲げ”も得意とする。どこにでもあるような硬いフォークをアメ細工のようにグニャグニャと曲げるのだが、目の前でやられても誰もその仕掛けが分からないのだ。
8月13日に放送された『ライオンのごきげんよう』(フジテレビ)に出演したDaiGoは早速その“フォーク曲げ”を披露して司会の小堺一機らを唖然とさせた。ゲストで共演していたタレントの松尾伴内やモデルのマリエもフォークを手にとって確認。「普通に硬いんですけど」と信じられない様子だ。
DaiGoは平然としながら「超能力ではなくて、すべて理屈がある」とフォーク曲げの秘密を語り出したのだ。小堺一機も「え? そんなことしゃべっちゃっていいんですか?」と興味津々といった様子で聞き入った。
「金属の性質を知る必要があるので物理学の知識がある程度必要」とDaiGo。それによってフォークのどの部分が曲がりやすいのかを見極めることができるのだ。
また、運動力学により体を上手に使い、最小限の力で最大限のパワーを生み出すことで「力技で曲げてもいいんです」と話す。見るからに念力でなんなく曲げているようだが、場面によっては力も使っているようである。
しかし彼が見せる“フォーク曲げ”は手に触れていないのに曲がる場合もあるのだ。それについては「曲がったように見えるのは目の錯覚。錯覚をつくる心理学を応用する」と説明していた。
それを感心して聞いていた小堺らにDaiGoが「90度に曲がるフォークも単なる目の錯覚かも…」と言いつつ指でなでると真っ直ぐになっているのだ。さらに彼は「こうして僕の手の中でフォークがアメのように曲がるのも錯覚かも…」とフォークが丸まるまでグニャグニャに曲げて見せた。
「これは全部、科学的に立証できる。つまり再現性があるので誰でも練習すればできるのです」とDaiGoは話を続けるが、小堺たちはキツネにつままれたような顔をしていたのである。
実は昨年末に放送されたバラエティ番組でDaiGoはお笑いコンビ、南海キャンディーズの山ちゃんこと山里亮太にこの“フォーク曲げ”を教えているのだ。しかも山ちゃんはステージ上で多くの観客やテレビカメラを前にしてフォークを何度も曲げて見せた。DaiGoが「練習すれば誰でもできる」というのは本当なのだ。
DaiGoが準レギュラー出演する『笑っていいとも!』では観覧客全員にスプーンを持たせて人差し指だけによる“スプーン曲げ”を体験させているのだ。彼はこうしてメンタリズムの本質を分かってもらおうと、少しずつその仕掛けをバラしているようでもある。いずれは誰でも“フォーク曲げ”ができる日がくるかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)