身長62.8センチ、“世界一の笑顔”を持つ世界一背が低い28歳女性(印)<…
Rank.1
九州北部や中国の北京など、世界各地で豪雨による被害が続いているが、ヨーロッパでもオーストリアのシュタイアーマルク州の各地から豪雨による被害が報じられている。
今月20日深夜に降り続いた激しい雨により、ザルツブルクの南東約100キロメートルに位置するシュタイアーマルク州の村ザンクト・ロレンツェンで、21日午前中に激しい土砂崩れが発生した。これにより村のほぼ全ての通りや道は塞がれ、村全域の家や建物、橋や車が巻き込まれたため、住人約70人が避難を余儀なくされることとなった。あまりに激しい土砂崩れによって逃げきれずに取り残された住民も多くいたものの、彼らは全員、救助隊のヘリコプターによって無事救出されている。
この豪雨はザンクト・ロレンツェン以外のシュタイアーマルク州各地に被害を及ぼしている。ザンクト・ロレンツェンから約60キロメートル西に位置する村クラインスエルクでは、谷間にある居住地に住む35人の住人が土砂崩れによって外部に通じる道を塞がれ、一時孤立した状態となった。また同州の村テルルからは、前日夜の豪雨によって発生した土砂崩れに巻き込まれ、47歳の男性が死亡したという報告がされている。
豪雨の影響はシュタイアーマルク州のみならず、隣のケルンテン州にも広がりを見せている。同州ヴォルフスベルクのサッカー競技場ラヴァントタール・アリーナで21日に開催される予定であった、オーストリア・ブンデスリーガのFKアウストリア・ウィーンとヴォルフスベルガーACの試合が、豪雨が原因で競技場が使用不可になったという理由から中止になっている。
(TechinsightJapan編集部 椎名智深)