AKB48の秋元才加がブログで”いじめ”にあった過去を明かしている。彼女は子どもの頃にいじめを受けたことで「皆に嫌われるから意見は言わない」姿勢で過ごしたという。しかし「それではダメだ」と気づいた自らの体験をもとに、今も“いじめられている”者へアドバイスを送っているのだ。
秋元才加は小学校高学年の頃から厚底ブーツを履いておへそが見えるシャツを着ていた。当事から人気だった歌手の安室奈美恵に憧れてそのファッションを真似たのだ。周りからは“なんだアイツ”という目で見られていじめられた。以前、テレビ『はなまるマーケット』に出演した彼女はその頃から「芸能人になれば派手な格好をしてもいじめられない」と考えていたことを話している。
7月29日のブログ『秋元才加ブキヨウマッスグ。』では、秋元才加の中で“いじめられた時代”からこれまでに、どのように考え方が変わったかを綴っているのだ。
小学生で安室奈美恵風な格好をした為にいじめられた彼女は、やがて「皆に嫌われるから意見は言わない」という方向に形を変えていく。そんな秋元才加もやがてAKB48に入り最前線で活躍するのだが「自分は自分だ、個性って素晴らしいって思うのに私は最近までかかった」という。
そんな体験を持つ彼女だけに、「意見も自分の感情も押し殺していたらそれに慣れてしまうんだ」という言葉は説得力がある。やがて自分の気持ちを言えなくなってしまう前に、「嫌だ、嬉しい、悲しい、まず自分の気持ちを伝えてみよう」と彼女は訴えるのだ。
それでも現在“いじめられている”者には話せる相手がいない場合もあるだろう。しかし「じーっと静かに自分の周りを見つめてみよう」と秋元は促す。焦らずに時間をかければ親や兄弟、あるいはそれ以外の誰かが“本当に話せる相手”となるはずだ。彼女は「きっと見つけられるはず。負けないでね」と“いじめられている君へ”呼びかけていた。
今では秋元才加もAKB48の姉御的存在であり、後輩からもよく相談をうける立場だ。“話を聞いてくれる誰か”の存在が大切だと気づいた彼女だけに、後輩も頼ってくるのだろう。彼女のように“いじめられた”経験から立ち直った者のアドバイスは胸に響くものがある。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)