今年のFNS 27時間テレビの事前訪問でタモリが語ったところでは、当初予定されていた『AKB48団結ライブ』が指原莉乃のHKT移籍の影響で変更となり“指原莉乃1人残念ライブ”が開催されることになったという。そして27時間テレビの本番では2日目の午後6時という重要な時間帯にその指原莉乃がソロで登場“生歌”を披露した。
お台場の合衆国スタジアムでは司会者が“指原莉乃1人残念ライブ”について説明し、彼女にマイクを向けた。HKT48に移籍した指原は「わたしは博多に通っています。本当はメンバーにすごく会いたいですけど、今日はひとりで頑張ります」とあいさつするとAKBの楽曲『会いたかった』を生歌で歌いだしたのである。
一生懸命に歌う指原莉乃の姿は感動的だったが“ソロの生歌”でその後もライブをこなせるのか、はなはだ不安な状況ではあったのだ。すると歌の途中で“ある一団”が登場して彼女の周りを囲んだではないか。
それはAKB48の高橋みなみ、前田敦子、柏木由紀、篠田麻里子、渡辺麻友、小嶋陽菜、高城亜樹、北原里英、倉持明日香…といったメンバーたちだったのである。
彼女達は指原莉乃をセンターに据えて『会いたかった』~『ヘビーローテーション』~『Everyday、カチューシャ』~『真夏のSounds good!』をメドレーで歌うと次には再び「♪会いたかった、会いたかった“さしこ~”」と歌詞を替えて贈った。
だがそれでは終わらなかった。あっけにとられている指原を、なぜか篠田麻里子が端へ移動させたのだ。するとセンターに笑福亭鶴瓶が扮する“ツルベカーメン”が登場。今度は「♪誰よりもベテランなのに中継にも文句を言わない。誰よりもベテランなのに金粉も嫌だと言わない」という歌詞で『会いたかった』を彼に贈ったのである。
「何やってるんですか鶴瓶さん?」と指原莉乃も度重なるサプライズに混乱していたが、AKBのメンバーが来てくれた感動で目には涙がたまっていた。リーダーの高橋みなみは司会者からマイクを向けられると「指原がひとりだと不安なのでみんなで駆けつけました」とコメントした。確かにあのまま指原のソロが続くと厳しい状況であり、その判断は正しかっただろう。
ちょうどこの日はAKB48のチームKは沖縄公演中なのだ。それ以外でこれだけのメンバーが駆けつけてくれたのは指原莉乃も驚いたのではないか。彼女がHKT48へ移籍したとはいえAKBメンバーの“団結”を示した『FNS27時間テレビ 笑っていいとも! 真夏の超団結特大号!! 徹夜でがんばっちゃってもいいかな?』のテーマにふさわしいサプライズとなった。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)