お笑い芸人・スギちゃんといえば、上は袖無しデニムで下もデニムのショートパンツがトレードマークである。実はこのスタイル、2012年春夏注目の“進化系デニムスタイル”だったのだ。
この「デニムonデニム」スタイルは一昨年から海外でも注目されており、今年もその流行は続いているという。海外有名デニムブランドの2012春夏コレクションには、前ボタンはキッチリ留められているが素肌に袖無しデニムシャツと、スギちゃんよりかなり短いデニムのショートパンツを着用しているモデルの姿があった。ファッション業界では「デニムonデニム」がスギちゃんがブレイクするより先に、ヒットの気配を見せていたのだ。
当然流行に敏感な日本のモデルたちも今年の春先頃から、袖無しデニムシャツを仕事やプライベートで着用している。雑誌やモデルのブログなどで見かけた方も多いだろう。しかし、その姿は「スギちゃんスタイル」、「スギちゃんコーデ」などと呼ばれ、日本では違う形での流行ファッションとなってしまったのである。
ついにはあの佐々木希(24)が、6月7日のブログ『Nozomi』ではズバリ「スギちゃん」と題し、撮影で着用したという袖無しデニムシャツ姿の写真を公開している。夏らしくデニムの下に白のタンクトップが見える、涼しげなスタイル。似たデザインの服を着ているのに、スギちゃんのような暑苦しさは全く感じないのだ。
実は佐々木も今、スギちゃんにハマっているらしい。6月1日のブログには「最近ずっと、スギちゃん様の真似をしてる」と告白している。
他のモデルのブログにも、スギちゃんスタイルをした彼女らの写真を見ることができる。記者も何点か見たが、意外と若い女性には似合うファッションである。反対に男性が挑戦するにはキケンな着こなしで、“野暮で時代遅れ”と周りから見られてしまう恐れが大きいようだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)