お笑い芸人のスギちゃんが所属する「サンミュージック」には小島よしお、髭男爵など“一発屋”といわれる芸人が何人か所属している。彼らは月収が何百万にもなる経験をしているのだが、ほとんどが散財し多額の貯金を失っていた。その中で小島は現在まで堅実な生活を送っており、7月からは相当な収入のアップが見込まれるスギちゃんには、ぜひお手本にしてもらいたいものだ。
6月23日放送の『サタネプ☆ベストテン』(TBS系)では“超ムダ遣いベストテン!”と題し、「今旬芸人」と「旬だった芸人」が集合した。そこで髭男爵のひぐち君は「旬だった芸人」として、豪快なエピソードを語った。
2008年に大ブレイクした髭男爵。全盛期のCM本数は14本、月収は最高で1人500万円だったそうだ。売れるまでマネージャーのアパートに居候していたという、ひぐち君。念願の一人暮らしを始めることになり、彼は“芸能人が住むに相応しい”と考えていた代官山のマンションに引っ越した。家賃は17万円だったそうだ。そのマンションの契約に合計100万円ほど支払ったひぐち君は後輩を引き連れ、その足で新居用にと家具や家電などを買いに回った。ブレイク当時は休みがほとんど無かったので、貴重な休日を使い一気に1日で必要な物を揃えたのだという。
だが、その買い物の仕方は感心できるものではなかった。値札など見ること無く高級家電を買いまくり、ベッドもダブルサイズを購入。なんとその日に買った家電と家具の総額は200万円に上ったのである。そして夜には当時付き合っていた彼女を連れて、高級ブランドショップでお買い物。好きな物を自由に買ってあげていたら、50万円くらいになったそうだ。結局その1日で合計350万円を使ったことになる。しかし、そんな散財を続ける生活も長くは続かない。髭男爵ブームが去るとあっという間に仕事が激減、気が付けばひぐち君の貯金は3000円くらいの残高になっていたのだ。
一方で“一発屋”といわれながら、「今旬芸人」の席に座るのが小島よしおだった。全盛時代には及ばないがコンスタントにテレビ番組で見かけるし、地方営業は今も引っ張りだこである。売れている時代から今も続けて家計簿をつけ、収支の管理をしている小島。芸人仲間でも、彼の倹約振りは有名だという。
「スギちゃんは一時期の僕と、同じラインで来ているんです」と小島は話す。お金の使い方にはその人の育ちや人間性が出る。18年間泣かず飛ばずだったスギちゃんが、間もなく多額のギャラを手に入れる。彼のお金の使い方にも、注目が集まっているのだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)