ロックバンドflumpoolの4人が、テレビ『笑っていいとも!』のテレフォンショッキングに出演した。バラエティ番組への出演は珍しい彼らだが、4人ともトークに参加して楽しいひと時を過ごせたようだ。特にミュージシャンならではの“音楽業界の裏話”では司会のタモリも盛り上がっていた。
flumpoolは、その繊細な歌詞と受け入れやすいメロディが魅力である。しかも、ボーカルの山村隆太をはじめイケメンがそろいながら、関西出身ならではのトークのうまさもあってファン層は広い。昨年は、楽曲『証』がNHK全国学校音楽コンクールの中学の部で課題曲となるなど活躍する彼らだが、最近はメディアであまり姿を見なかった。
6月18日の『笑っていいとも!』への出演は、flumpoolのメンバーにとっても緊張したようだ。『flumpool Blog』では、阪井一生が「ついにこの日がきた。久しぶりの生放送! ドキドキ…」と心境を綴っている。
だが、テレフォンショッキングが始まると司会のタモリとは音楽番組で顔なじみであり、メンバーもトークはお手の物なので笑いもまじえて盛り上がったのだ。特に興味深かったのが『flumpoolの“ここが変だよ音楽業界”ベスト3』について語られた内容で、その中でも「アリーナライブでの客席が遠すぎる」では、おもしろいエピソードが聞かれた。
ドラム担当の小倉誠司が主張していたのだが、「大阪城ホールなどに比べて横浜アリーナでは、ステージと観客席の間の距離が遠い」というのだ。彼はステージが終わると、最後にいつもTシャツを脱いで観客席に投げるのだが「客席に届かずに途中でポトって落ちる」と明かしたのである。ギターの阪井一生が「それでもカッコつけて帰るんですよね」と笑いながら付け加えると、タモリもその状況を想像して大ウケしていた。アリーナライブで床に寂しく落ちたTシャツはその後どうなるのだろうか。観客も気になって仕方ないだろう。
“ここが変だよ音楽業界”の残り2つは「カラオケに行くと、親戚などからボーカルではないのに『フランプールを歌え』と言われるので困る」、「ベース同士やドラム同士は飲み会があるが、ボーカルには無い」というものだった。
山村隆太によると、実は一度だけボーカルの集まりがあったらしい。その際には100人以上が揃ったというのだ。残念ながら参加者については明かされなかったが、ロックバンドのボーカルが100人で飲み会をするとどういうことになるのか見てみたいものだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)