今や料理研究家というよりタレントとしての活動が目立つ、園山真希絵(34)。あの“二股騒動”を沈静化するというより、騒動を逆手にとり自身の知名度を高めている感さえある活躍ぶりだ。そんな園山を美輪明宏はどのように見ているのだろうか。
今年ブレイクしているピン芸人のスギちゃんを凌ぐ勢いで、テレビ番組への出演が多い園山。当初は、“二股騒動”に関する自身の立場を説明する為にトーク番組へ出演していたのだが、最近はクイズ番組の回答者やバラエティ番組で得意の卓球の腕前を披露するなど、出演する目的が分からなくなってきている。タレント活動は彼女の本業である“料理研究家の活動を宣伝する為”とも言われているが、イメージアップどころか逆効果ではないか―という意見も少なくないのだ。
6月19日放送の『ありえへん∞世界』(テレビ東京)内でレギュラーコメンテーターの美輪が番組の終盤で、園山から人生相談を受けるというコーナーがあった。そこで彼女は、「私は自分の考えを伝えることがへたくそで、プライベートでも仕事でも誤解されたりすることが多いんです」と話し始めた。彼女によると騒動後にテレビなどでコメントすればするほど、自分に対するバッシングが多くなってしまったという。どうやら園山は、“話の真意が正しく伝わっていないのが原因”だと考えているようだ。
「親でも子でも兄弟でも、完全に理解しあえることは不可能」とし、どんな伝え方をしようと全ての人に本当のことは分かってもらえないという美輪。その上で彼女が最初に出演したトーク番組が相手を“バカでとんでもない男”と意図的に強調したので、その男性に騙されたとされる園山を世間の人は、“理解できない”、“哀れな女”などと先入観を持ってしまっていたはずだと話す。「真実を全員に理解してもらおうなんて、期待しない方が良い」と美輪の辛口アドバイスが続く。
そして「私はあなたを立派な人だと思いましたよ」との美輪の言葉に、ビックリする園山。問題の男性の欠点も裏切りも、全てひっくるめて許せると話していた彼女を、“本当に愛情深い女性”だと美輪は評価していたという。
テレビ番組ではっきり口に出して園山を褒めた人物は、おそらく美輪が初めてだったのではないだろうか。彼女は「ありがとうございます」と深々と頭を下げて、お礼を述べていた。そして困っている人には手を貸したくなるという園山を、「病気なのよ、良い病気」と美輪は微笑む。いつも他番組のエンディングでは“何か納得いかない”というような表情をしていた園山だが、この日の放送では満面の笑顔で終わりを迎えていたのが印象的であった。
(TechinsightJapan編集部 みやび)