身長62.8センチ、“世界一の笑顔”を持つ世界一背が低い28歳女性(印)<…
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人生最大のイベントの1つといっても過言ではない結婚式。だが、スウェーデン中部の都市ウプサラの市役所で結婚式を行ったはずの30組のカップルが、市役所側の手違いにより法的に正式な夫婦として認められないという事態に陥っている。
市役所での結婚式では、市長が携わることで式を挙げたカップルを法的な婚姻関係として認めることになる。だが、これら30組のカップルの結婚式に携わっていた前市長Lena Hartwig氏はその当時、市長としての任期が切れていたため市長ではなかったのだ。
市長ではなかったということは、市長としての権限の1つであるカップルを婚姻させる権限をすでに失っていたことになる。つまりこれらのカップルは、未婚のままであるということだ。法律に従い、必要な手続きをとっていたにもかかわらず、『元』市長が結婚式に携わっていたという理由で、彼らは法的に夫婦と認められないのだ。
融通の利かない状況を『お役所仕事』と表現するが、この件に関してもその言葉通り、役所側のミスにもかかわらず特例は認められていない。被害に遭ったカップルが、それでもなおこの結婚式により法的に正式な婚姻関係を結んだことにしたい場合、ウプサラ市ではなく政府に直接訴えるしか方法はないとのことである。
この件で被害者となってしまったカップルはもちろんのこと、ウプサラ市民も呆れを隠せずにいるという。カップルの1組はせっかくの結婚記念日を台無しにされてしまったとして、市役所を告訴する構えを見せている。
(TechinsightJapan編集部 椎名智深)