5月3日、お笑い芸人・スギちゃんの営業の仕事先は北海道の名寄市。ブログの更新日時を見ると彼は朝の4時過ぎに自宅を出発、名寄市が北海道の「どこにあるのか?」分からないようだが、とにかく空港に向かっていた。深夜に帰宅し早朝に出発するという連日のハードスケジュールに、スギちゃんの心身は悲鳴をあげ始めている。
4月20日には「だぜぇ~」の言い過ぎで喉がつぶれ、深夜に救急病院に駆け込んだスギちゃん。その後もブログによると、喉の調子は良くないようだ。
スギちゃんのお馴染みのジーンズ生地の衣装は洗い替えが無いようで、洗濯後乾くのを待てずに生乾きのまま着用しているらしい。そのせいか4月30日から風邪をひいてしまい、大量の“痰”に悩まされているという。前向きなスギちゃんは、これをきっかけに「タバコを止めようかな」と考えている。
だが5月3日付の『スギちゃんのワイルド日記』には、今までにない深刻な内容のブログになっている。真夜中に仕事が終わったようだが、「この日何があったのか、正直覚えていない」状態なのだ。うれしかったのか悲しかったのか、感情さえも思い出せず「気をしっかり持っていないとパニックになる」とまで書いている。心身ともに、かなり疲れている様子だ。
かつてスーパーアイドルだった人たちが、当時の思い出を聞かれた時「忙しかったのは覚えているが、何をやっていたのか記憶がない」とテレビ番組などでよく話している。毎日分刻みのスケジュールでどこで仕事があるのかも分からず、言われたことを連れて行かれた現場でこなすだけだったそうだ。今スギちゃんは、このような状態なのだろうか。
ただアイドルが寝る暇もないくらい忙しいのは、10代から20代前半ぐらいまでで若く気力も体力も充実している時だ。スギちゃんは現在38歳、この年齢になってから経験する大変な忙しさは相当キツイはずである。
スギちゃんはたとえ自分が一発屋であろうと、「稼げるだけ稼ぐ」という覚悟はできているようだ。そして所属のサンミュージックお笑い部門の売れっ子としても、頑張らなければならない。まだ売れ出してからのギャラが入っていないので、経済的に苦しいというスギちゃん。せめて衣装だけでも何着か用意してもらえるように、会社に頼んでみたらどうだろうか。
(TechinsightJapan編集部 みやび)