ロンドン五輪出場が消えた猫ひろし。一部報道では、当初より出場は不可能だったのではないか?とも言われている。この一連の騒動を受けて、猫と同じお笑い芸人であり“リトル芸人仲間”のナインティナイン・岡村隆史が国際陸上競技連盟に苦言を呈した。
国籍を変更してロンドン五輪男子マラソンのカンボジア代表に選ばれたが、参加資格が認められずに出場が消滅したお笑い芸人・猫ひろしについて、ナイナイ・岡村が『ナインティナインのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で語った。
猫ひろしは、カンボジア代表としてオリンピックに出場するためにカンボジア国籍を取得している。岡村は、国際陸上競技連盟に「もう少し早めに言うたれよ。いまさら、なぜこんなギリギリに言うんだ」と声を荒げた。また連盟は、猫ひろしが国籍を変更してオリンピックを目指していることを把握していないのはおかしいと指摘した。
岡村は、過去のオリンピックをふり返り「日本人が活躍すると必ず、ルールに変更が出る」と独自の理論を語り出した。鈴木大地が金メダルを取ったバサロ泳法後、“潜水距離の制限”が出たことに対して「(バサロで距離を稼ぐ泳法は)鈴木大地のスタッフが一生懸命考えたこと」であり、「世界は日本を抑えにかかった」と息巻く。さらに、1998年の長野オリンピックのスキージャンプで、背が低い選手には不利となる“身長によってスキー板へ長さ制限”等のルール変更があったことを挙げ、その後日本人選手の不振が続いたことについても言及し「おかしい。だったら、外国人さん背、高すぎるやん」と怒りが収まらない様子だった。
相方の矢部浩之も、「結果が出てから言うのは遅い。猫ひろしが一番言いたいことやろうけど」と岡村をなだめつつも同調した。
今回の騒動は、国際陸上競技連盟が国籍変更選手について定めた規約が今年から変更になったために起きた。そもそもの「国籍変更してまで代表になるという行為」の是非はおいても、一旦は猫ひろしを3月に正式に代表として選んだカンボジア陸連の責任も免れないであろう。
(TechinsightJapan編集部 佐々木直まる)