「こんな、ガチのダメ出しを…」と落ち込む、吉村崇(平成ノブシコブシ)。朝の人気情報番組のトークコーナーに出演し上機嫌だった平成ノブシコブシの2人に対し、同郷であり先輩芸人のタカアンドトシがアドバイスした内容は核心を突いたキツいものであった。
同期のお笑いコンビ・ピースは“NSC(吉本のタレント養成所)のエリート中のエリート”だったそうだが、平成ノブシコブシは下積み時代が長く2人は経済的にも苦労していた。その時代から公私共にお世話になっていたのが、タカアンドトシである。
5月15日放送の『はなまるマーケット』(TBS系)の“はなまるカフェ”に招かれた平成ノブシコブシ。2人の幼い頃からの思い出を当時の写真と共に振り返り、ノブコブが現在のように活躍するまでの道のりを紹介した。
その中で、タカアンドトシがVTRでノブコブの素顔を暴露した。「“破天荒キャラ”の吉村より、プライベートで破天荒なのは相方の徳井(健太)の方」と、証言したのはタカ。なんでもテレビで言えない徳井のエピソードが、山ほどあるらしい。
一方の吉村は「意外に真面目なんです」とトシは話す。タカアンドトシの北海道で収録する冠番組にノブコブをゲストで呼ぶと、他の若手のようにススキノへ飲みに行くことを吉村はしないという。父子家庭に育った吉村は今は離れて暮らす札幌在住の父親と一緒に、必ず夕食を共にするからだ。いつも北海道に帰るたび、吉村は父親にご馳走しているという優しい息子である。
タカ曰く、「吉村は“破天荒”ではなく、“親孝行”です」。
だが、ノブコブの今の人気を「まぁ、もって2年だろうね」と、わざとらしく難しい表情で言うタカ。冗談かと思いきや、話は真面目な方向へ進んでいく。タカは、「今の吉村は最初に“バン”って出て行って、ウケない方で成立させているのが多いんですよ」と真剣に語る。その手法は“ちゃんとオチをつけて、笑いをとるパターン”があってこそ時々スベるのが芸なのであって、「“すかし”一辺倒だと、すぐに潰れる」と警告した。「マジなやつ(アドバイス)です」と付け足したトシ。
“正統派で笑いをとること”を真面目に考えて欲しい―との言葉で、タカアンドトシはコメントを終えた。「マジでヤバいことになるよ」と忠告する先輩のコメントに、神妙な表情の吉村と苦笑いの徳井。やっと売れっ子芸人の仲間入りを果たした可愛い後輩に向けて、タカアンドトシは本音で忠告したように感じた。逆に言えばテレビ番組で言わなければならないほど、ノブコブの芸が懸念される領域に入っているということなのだろうか。
(TechinsightJapan編集部 みやび)