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パリ中心部にある3軒の有名レストランを拠点とし、コカインの密売を行っていた29歳と31歳の男が逮捕された。その後警察による店内捜索の開始が決定したため、45日から4ヶ月の間、これらのレストランは営業停止を余儀なくされることとなった。
フランスの新聞『ル・パリジャン』が14日に報じた内容によると、容疑者らは末端価格にして約2500ユーロ(約26万円)相当のコカイン60グラムと自動小銃を不法に所持していた疑いで逮捕された。
その後の捜査で、容疑者らはパリの中心部にある3軒のレストランを拠点としていたことが明らかとなった。彼らは毎日午後6時から翌日早朝まで、3軒のうちいずれかのレストランに居座っており、約100人の“顧客”を相手にコカインを密売していたという。“顧客”の何人かは2人の共犯者でもあり、またレストランからは麻薬の残留物が発見されたため、店内において本格的な捜索の開始が決まった。それに伴いこれらのレストランは、捜索が行われる45日から4ヶ月という長期間にわたり営業停止を余儀なくされることとなった。
今回の舞台となったのは、マレ地区にある『Le Baci』、パリ2区にある『La Bocca』、そして同じく2区にある『L’Escargot』の3軒のレストランである。これらはいずれもパリの中心部で営業しており、特に『Le Baci』は、パリで多くのシックなレストランやホテルを運営する有名実業家Thierry Costes氏が手がけていることで知られていた。
(TechinsightJapan編集部 椎名智深)