女優の相武紗季がテレビ『笑っていいとも!』に出演した時のことだ。彼女が「男性の行動で引いてしまった」体験を明かしたのだが、その内容に司会のタモリも共感していた。特に“ポイ捨て”に関しては視聴者にも反響があり、ネットでも話題となっている。
4月30日の『笑っていいとも!』テレフォンショッキングのゲストとして出演した相武紗季。その中で“こんな男の行動に引いたベスト3”をテーマに、司会のタモリとトークが盛り上がったのだ。
彼女によると、3位は「初対面で“お前”って言う人」、2位が「ポイ捨てする人」で1位は「鏡で自分をずっと見てる人」とのことだ。
3位の初対面なのに馴れ馴れしく「お前さあ」と話しかける人物については、タモリも「いるいる、そういう奴」と心当たりがあるという。彼が知人をお気に入りの店に連れて行った時に、初対面の店主に向けてそれをやられたらしい。タモリも「それから絶交したけどね」と言うから、やはり我慢ならないのだ。
1位はスモークフィルムの貼った車に乗っている時の出来事だ。車内からは丸見えであることに気づかず、外からガラスに自分の顔を映す男性がいる話で盛り上がった。相武もタモリも同じような経験があるという。
2位の“ポイ捨て”について、相武が語ったエピソードはこうである。彼女は目の前で止めてあった自転車のかごにゴミを平然と捨てる男性を目撃したのだ。しかもそのかごには、すでにたくさんのゴミが入っていたという。相武は「自転車のかごはゴミ箱ではありません」と訴えていた。
これに関してネットでは、「相武紗季と同年齢の女性もポイ捨てしてるよ」という意見もあったが、この場合は“男性の行動”だけではないということだろう。また、「男も女も平気でポイっとタバコとか捨てる人を見るとムカつく」という声も多かった。
実はこの“ポイ捨て”が軽犯罪法に抵触することは意外と知られていない。自治体では横浜市、千葉市、札幌市など“ポイ捨て防止条例”を制定するところも増えているのだ。都内でも新宿区が早稲田大学広告研究会による“ポイ捨て防止”がテーマのCMを『いいとも』でおなじみのアルタビジョンに映す取組みも行っている。
おそらく誰もが“ポイ捨て”は良くないと分かってはいるのだろうが、「自分ひとりくらいなら…」とやってしまうのではないか。ある意味、正論過ぎて口にすることも無くなったその現状を、テレビ番組で訴えてくれた相武紗季には拍手を贈りたい。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)