情報番組『シューイチ』のADでありながらタレントのインタビューでも活躍するAD“ままゆ”が人気だ。彼女がお笑い界のベテラン、東野幸治と岡村隆史の“旅猿”コンビを取材したところ、2人とも“ままゆ”の醸し出す魅力に感心していたほどだ。
よしもと芸人の東野幸治と岡村隆史による伝説の旅番組がDVD化されたことで、4月26日に2人が会見を行った。『シューイチ』からもAD“ままゆ”が駆けつけて、会見後に単独インタビューを行った様子を29日に放送した。
“ままゆ”とは上戸彩にインタビューを行った際に名づけられたもので、AKBの渡辺麻友の“まゆゆ”と似ているが本人にも対面して許しを得ている。
そのAD“ままゆ”が、実は岡村隆史のファンだったのだ。「岡村さんにいつか生で会いたいと思っていたんです」と緊張する彼女に、東野が「9対1でしか俺のこと見てないやん」と口を挟むと「憧れの岡村隆史に会う感じはどう?」と感想を尋ねた。彼女は「本当にいらっしゃるんだなと思いました!」と“岡村隆史”が実在することに感激していた。
少し落ち着いた“ままゆ”が岡村に頼んで握手してもらうと、なぜかテレビカメラに目線を向けたのである。「なんで今カメラ見た?」と岡村も怪訝な顔を見せたが、彼もどうやら“ままゆ”の天然ぶりに気づいたらしい。
東野幸治からは「アゴを触っていいですか?」といきなりしゃくれ気味のアゴをなでられると、「触ったらダメですよ! 初めて触られました」と恥ずかしがる“ままゆ”。しかし東野が再度触ろうとすると、振り払いながらも「後で…」と答えて、東野を「本当に!?」と煙に巻いていた。
そんな彼女が“旅猿”の2人に海外旅行のおすすめを尋ねた。2人が「トルコいいよ!」、「親日家も多いしね」と真面目に答えていると、“ままゆ”は「へぇー」とノリが悪い。東野がすかさず「全然、返りが悪いですけど?」と突っ込んだ。だがそんな“ままゆ”の反応に何かを感じたのだろう。岡村が「これは、選ばれるはずですね!」と感心すると、東野も「不思議な魅力がありますよね」と共感したのである。
その話が盛り上がろうとしたところで、当の“ままゆ”が「私はディレクターを目指してますので、これからも頑張りたいと…」と口を挟んだ。「今、ダメ! タレントが話している時にピシャって切ったら!」と東野が注意すると、岡村も「そこで、自分の夢を語ってどうするんですか?」と言い聞かせた。
東野は重ねて「そこはちょっと待っておかないと」と指導するのだが、彼女は「そっか…」と答えてさらに「“そっか”やないよ! “そうですか”やん!」とキレさせてしまったのだ。
ベテラン芸人である2人のノウハウがまったく通用しない“ままゆ”の天然な面白さは、タレントや芸人では出せないものだろう。これからますます味のあるインタビューが期待できそうな彼女だが、「ディレクターを目指している」と言い切るだけに将来は別のシーンでも活躍してくれそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)