エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「本気度が凄い!」爆発的人気“ザクとうふ”。生産者がこだわる“MS-06量産型ザク”と豆腐の融合。

相模屋食料の「ザクとうふ」が、3月28日の発売後に品切れ店が続出して話題となった。さらに増産されて現在は再入荷されているが、ノベルティグッズはすでに限定数に達し、販売を終了するほどの人気ぶりだ。その「ザクとうふ」の生産に至ったいきさつがラジオ番組の関係者へのインタビューで明かされた。

「ザクとうふ」はアニメ『機動戦士ガンダム』に登場する“ロボット”をモチーフにしたものだ。ガンダムの敵であるジオン軍のモビルスーツ(人型機動兵器)“MS-06量産型ザク”の頭部を模した容器に入った豆腐である。

これまでにキャラクターを豆腐で作った例はない。そのため3月27日には、秋葉原にて新作「ザクとうふ」の発表会も開催されて賑わった。テレビ番組でも取り上げられるなどの広報効果も影響してか、発売後2日目には目黒区のダイエー碑文谷店で1000個が完売するなど売り切れ店が続出したのだ。

4月27日に放送されたラジオ『クロノス』(TOKYO FM)の“スズキ BREAKFAST NEWS”では、その「ザクとうふ」を生産する相模屋食料の担当者にインタビューを行った。

「ザクとうふ」の開発を思いついたのは鳥越淳司社長だという。彼もガンダムのファンであり、いつかは豆腐生産者として“ガンダム”に関われないものかと考えていたのだ。それだけに社長の「ザクとうふ」への思いは熱い。“MS-06量産型ザク”の頭部を出来る限り細部まで再現した容器と中身も緑色を出す為に枝豆風味としている。「ファンの心理が分かるからこそできた」と担当者は社長のこだわりが生かされた商品だと話す。

さらに「ザクとうふ」には“MS-06量産型ザク”と“豆腐”との共通点があるという。「どちらも(“モビルスーツ”と“和食”の)基本である」、「どちらも“量産型”である」、「どちらも食卓の“名脇役”である」という3点がそれだ。

前述の秋葉原での発表会で公表されたデータは次のようになっていた。『機体名称:ザクとうふ、全高:52mm、質量:200g、品種:枝豆風味とうふ、主原料:大豆(遺伝子組み換えでない)、収納形態:要冷蔵、食シーン:水陸両用、追加装備:Soysauce/katsuobushi』との表現からも社長のこだわりが伝わってくる。

発売記念特別キャンペーン商品にはノベルティグッズ“ヒート・ホーク・スプーン”が付属したが、こちらはすでに限定数量が完売して終了している。現在は専用ラインもできて量産されているが“ノベルティグッズは付かない”ことを同社のサイトでも呼びかけている。

ネット上でも「ザクとうふ」を購入した感想が多数書き込まれており、「本気度が凄い」とその外観の完成度の高さを絶賛する声も多い。『ガンダムフロント東京』があるダイバーシティ東京プラザ前には“実物大ガンダム像”も現れて話題となっているだけに、「ザクとうふ」の人気は今後も続きそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)