タレントの優香は、この春に2本のレギュラー番組『グータンヌーボ』と『王様のブランチ』から卒業した。彼女はブログで長年携わってきた両番組での思い出を、苦楽を含めて赤裸々に明かしている。
優香が『グータンヌーボ』に出演したのは2006年4月12日からである。江角マキコや松嶋尚美、長谷川潤との4姉妹という設定で、ゲストと繰り広げる女子会的なトークが人気だった。だが番組は惜しまれつつ今年の3月21日で終了し、優香も同時に卒業となったのだ。
『王様のブランチ』では2003年4月からメインMCを務め、9年もの長期にわたり関わってきた。こちらは3月31日の放送で優香が卒業となり、4月から新たに本仮屋ユイカがMCとなる。
彼女はブログ『優香くらぶ』で、4月3日にそれぞれの番組への思い出を綴っている。
『グータンヌーボ』では、ゲストやロケ先で会う人々から話を聞き出すことに苦心したという。そのひとつとして「“人見知り”という言葉を使わないように心がけていました」といった配慮もしていた。番組では話を聞くばかりでなく、前述の姉妹役の3人やゲストとのトークで自分を曝け出す場面もあった。それがこの番組の魅力でもあったのだが、優香も「自分の話をこんなにしたのも、この番組でした」とそれを振り返る。
約6年間の経験から彼女は「女性として、人として、たくさんの発見や学びがあった」と記すように、同番組が彼女のタレントとしての幅を広げたことは間違いない。
その“グータン”よりも長く9年間出演してきた『王様のブランチ』は、生放送ということもあり違った苦労があったようだ。
「どんな時も土曜日の朝はTBSにいました」と優香は綴ると、「金曜日の夜、緊張のせいか思うように眠れなかったのは9年間変わらなかった」とも明かしているのだ。やはり朝からの生放送だけに、それまでに出演してきた番組とは違う責任の重さを感じていたのだろう。ただ“ブランチ”ならではの為になることや楽しいことも多かったようだ。
優香は「本を読むようになったこと。映画やDVDもたくさん観るようになったこと」と、番組の為の勉強で自身が成長したことを振り返っている。さらには「ハリウッドスターに会えた」という貴重な経験ができたことも綴る。
2つは違ったカラーの番組であり、優香もそれぞれで違った面を発揮できたのではないか。だが、6年間、9年間という時間は彼女にとって長すぎたのかもしれない。ブログの最後にある「30代に入り思うことがたくさんありました。自分が自分を大切にしてあげないと、これからの日々を気持ちよく過ごすことができないと思いました」という言葉からは、そんな優香の本音がうかがえるのだ。
レギュラー番組を卒業する一方で、優香は3月30日に“写真集「優香グラビア」&ボディブック「優香ボディー」”(講談社)を出して、12年ぶりの水着グラビアに話題が集っている。また、4月19日からは関ジャニ∞の錦戸亮が主演するドラマ『パパドル!』でヒロイン役も務める。31歳となった優香はすでに次のステージへ向かって動き出しているようだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)