ウェールズ南部の街スウォンジに住むSueさんとMichaelさんのカップルはもう14年もの間、事実婚の関係にあったが、このほど正式な夫婦として人生を歩んでいくことを決意し、その第一歩として教会で結婚式を挙げることとなった。その際2人は以前から一緒に暮らしている、『スヌーピー』という名前の11歳の雑種犬を、結婚式におけるリングボーイならぬ“リングドッグ”、そして結婚立会人ならぬ“立会犬”として指名した。
「スヌーピーは私達の心の拠り所。彼のいない生活なんてもう考えられません」とSueさんが話すスヌーピーは2人にとっては家族と言っても過言ではない存在である。果たして犬が教会での結婚式に参加することができるかどうか。2人が結婚式を挙げたスウォンジの教会職員Nick Stanyonさんは、スヌーピーの立ち会いを2人から相談された時に、全く迷うことなく賛成したそうだ。
結婚式においてスヌーピーはMichaelさんのネクタイと同じ色の紫の服をお洒落に着こなし、指輪を運ぶための袋を首に巻き、リングドッグそして立会犬としての役目を果たしている。
実はスヌーピー、結婚式が行われる日の直前に目の手術を受けるというハプニングに見舞われていたのだが、当日はそうしたトラブルがあったことを感じさせないほど、愛する飼い主の結婚式に始終ご機嫌であった。お開きの音頭をとったのももちろんスヌーピー。彼のスピーチ代わりの大あくびとその後の一吠えで、結婚式は無事締めくくられた。
SueさんとMichaelさんは間もなく新婚旅行に出発するが、もちろんスヌーピーも一緒。行き先は明らかにしていないが、宿泊はスヌーピーのことを大歓迎してくれる、ペット同伴が可能であるホテルを選んだと2人は話している。
(TechinsightJapan編集部 椎名智深)