エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】「スギちゃんと衣装がかぶって」。ストレスで吹き出物ができた、2700・ツネ。

“ノースリーブのGジャンと短パン”の芸人といえば、今や多くの人が思い浮かべるのはワイルド芸人・スギちゃんだろう。だがこの衣装は、あるお笑い芸人の定番ファッションでもあったのだ。

1980年代の男性アイドルを彷彿させる、このファッション。どちらかと言えば、手足の長いスレンダーな体型で顔の小さい男性の方が似合うのかもしれない。だがスギちゃんは全くこの路線では無く、おまけにいつも裸足なので時代遅れが際立つ出で立ちとなっている。この“ダサさ”も、スギちゃんの狙いのイメージなのだろう。

4月23日付の品川祐(品川庄司)のブログ『品川blog』に、お笑いコンビ2700・ツネの写真がある。ブログに目を通すと、営業で一緒になったツネと楽屋での会話が綴られている。ツネの胸元に吹き出物ができているようだ。品川が「どうしたの?」と聞くと、「ストレスですわ」とツネ。

2700は昨年の「キングオブコント2011」で準優勝に選ばれてから、テレビ番組への出演が多くなり知名度も上がったようだ。だからなのか、品川はツネの“ストレス”の原因は仕事で結果を残さなければという、売れ出した芸人が通るパターンだと思ったらしい。だがツネは「はい、それとスギちゃんが出てきたからもありますね」と言葉を続けた。

確かに2700の代表作「右ひじ左ひじ交互に見て」では、ツネがピンクのバンダナと白のソックス、スニーカーで、リズムネタを披露していた。この時のGジャンと短パン姿のツネは、1980年代の男性アイドルのパロディであろう。

品川はスギちゃんの何がツネにストレスとなっているのか、すぐに分からなかった。その後「衣装が、かぶっているんです」と話すツネ対し、「そんなことぐらい、どうでもいいじゃん」と品川は思ったようだ。芸風やキャラがかぶっているのでなければ、仕事に影響は無いはずだとブログに書いている。そして「いろいろ考えるんだね」と心配しているようにも、呆れているようにもとれる表現をしている。

あるテレビ番組でスギちゃんとツネが共演した時、初めて「衣装がかぶっているんだ」と気付いた視聴者も多いのではないだろうか。それくらい2人のキャラ設定は違っているので、衣装がかぶっていることは今まで特に話題にもなっていない。

品川は「衣装より、考えることが他にあるだろう?」と言いたかったのではないか。だがツネは吹き出物ができるほど、スギちゃんが気になっているようだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)