毒舌王・有吉弘行の厳しい追及に耐えられなくなったのか。それにしても夏目三久アナは微笑みながらの、この発言はお見事である。彼女が以前に勤めていたテレビ局の関係者が聞いたら卒倒しそうなほど、破壊力抜群の内容であった。
4月11日放送の『マツコ&有吉の怒り新党』(テレビ朝日系)内で、「“自分磨き”や“自分へのご褒美”という言葉にイラッとする」という意見が寄せられた。最近の女性誌などには“がんばった自分へのご褒美はコレ!”などと特集が組まれ、高価な宝石やバックが紹介されている。しかし男性には、あまりピンとこない内容らしい。そこで有吉は“自分へのご褒美”をしたことがあるという夏目アナに、「今までで一番大きい(価格が高い)、ご褒美は何?」と問いかけた。
この質問に少し間を置いて、「カバンです。」と視線を下に向けて答えた夏目アナ。だが何かを嗅ぎ取った有吉は、さらに詳しく聞き出そうとする。「何をやったご褒美で、それが出たの?」一度目の質問では答えなかった彼女に、再び同じ問いかけをする有吉。
すると微笑みながら「…会社を辞めたとき」。この彼女の答えを聞いて驚きと大爆笑の、有吉とマツコ・デラックス。一方の夏目アナは“あ~、言っちゃった”というような感じで、なぜか笑いが止まらない。
報道されている夏目アナの退職理由が真実なら、大きな仕事をやり遂げた喜びで“自分へのご褒美”を買ったわけではないだろう。“ご褒美”という言葉に相応しい、夢のある輝いた理由ではないはずだ。その高価なカバンを眺め、彼女は毎日何を思っていたのか。
「それは許してあげよう。」安易な理由で“自分へのご褒美”を買う女性には同意できないが、夏目アナのは納得できるというのが有吉らの意見である。そしてマツコからは、「あれは“寿退社”なのよ。どんなに高いバッグでも買って来い!」と激励の言葉まで頂戴していた。
ただひとつ噂される元のテレビ局への夏目アナの出演は、容易ではないことがこれで認識されたのではないだろうか。夏目アナの退社問題に対する“深い大きな怒り”は、周りが想像する以上に根が深いような気がするのだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)