モデルでタレントのJOYが、初の配信限定シングル『あの紙ヒコーキ くもり空わって』を出した。伝説のフォークデュオ19(ジューク)のヒット曲を、JOYなりの解釈でバラードで歌い上げたものだ。モデル仲間の小森純がJOYの闘病から復帰、そして今回の配信についてブログで心境を綴っている。
JOYは昨年の3月に肺結核と診断され、入院し芸能活動を休業した。その後、彼は療養に専念して6月13日に退院している。退院後はJOY自身も語っていたように無理せずにゆっくりと活動を再開していったが、やはりバラエティ番組で見せる表情はどこか疲れが感じられたものだ。
そんなJOYはタレントとしてブレイクする以前からストリートで歌ったり、モデル仲間の梅田直樹が2010年にリリースしたシングル『BE WITH YOU』で共演するなど歌手活動へも興味を示していたのである。その思いがついに配信シングルとして実現したのだ。
小森純がブログ『Jun&モップ』で、4月13日に「昔から知ってるJOYが、19さんの『あの紙ヒコーキ くもり空わって』をカバーしました」と今回の彼の配信を紹介している。
小森はJOYがモデル時代からタレントとしてブレイクするまでの苦労を知るひとりだ。その彼が人気上昇した矢先に病気で入院。復帰してからも体調回復に努力するところを見てきた。それゆえに小森は「病気してから大変だったと思うし、しんどかったと思う」とJOYの頑張りを思い「今しっかり前向いて頑張ってる姿に、ウルッと来る時もある」と感激するのだ。
そしてJOYがとうとう好きな音楽で、配信シングルまで出すこととなったのである。「彼の歌声には自分の持つ不安や、焦りをすべて投げ捨ててくれるくらいにパワーをもらった」と逆に彼女が元気づけられているようだ。
JOYはブログ『Joy story』で配信曲『あの紙ヒコーキ くもり空わって』について、以前から夢を追う自分の応援歌であり「入院した時に何度も救ってくれた」とその思いの深さを綴っている。
19のオリジナル曲に比べて、かなりのスローテンポとしたことについては「人生のいろんなシーンを投影しながら聴けたり歌えたりする」ことで聴く人がゆったりと考えられる歌にしたかったという。
JOYはブレイクしてからの多忙な日々と闘病生活という体験に基づいて、そのことに行き着いたのだろう。小森純だけでなく、彼の歌声を聴いて癒やされ救われる人もいるに違いない。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)