連日テレビ番組で姿を見られるようになった、お笑い芸人のスギちゃん（38）。芸歴18年、苦労を重ねてやっと日の目を見たスギちゃんだが、早くも“どうせ一発屋芸人だよ”という意見がネット上では少なくない。

2012年“R-1ぐらんぷり”で準優勝してから俄然、注目度がアップしたスギちゃん。すると瞬く間にジャンルを問わず、沢山のテレビ番組から引っ張りだこの状態になってしまっている。

4月3日深夜放送の新番組『ゴリゴリくりぃむ』（テレビ朝日系）に、所属する“サンミュージック・チーム”の一員として登場したスギちゃん。他にはエルシャラカーニ、テル、髭男爵の山田ルイ53世と何とも地味なメンバーであった。

“花見で酔ったフリをしているメンバーの中で、本当に酔っている一人”を、MCのくりぃむしちゅーらが当てるというゲームが行われた。実際に酒を飲むとはいえ仕事なので打ち合わせは事前にしているのだが、酔った山田ルイ53世はすっかり段取りを忘れてしまっていた。

「一発屋のカウントダウンが始まってますよ、もう。」年上であるスギちゃんに、一発屋として先輩（？）の山田ルイ53世は酔った勢いでアドバイスをする。「いつまで“○○だぜぇ～”とか、言っているつもりなんですか？」と山田ルイ53世は絡み出す。それからもおよそ花見に相応しくない話題をぶつけてくる彼に、「稼げるだけ稼いで、消えたってイイじゃん。」とゲンナリして答えるスギちゃん。酔っていない他のメンバーは山田ルイ53世の相手をするのが、だんだん面倒になってきたのだ。「サンミュージックはこんなのばっかり」、「俺みたいになって欲しくないんだよ」山田ルイ53世の辛気な話は延々と続いていた。

スギちゃんのブログ『スギちゃんのワイルド日記』には何百ものコメントが連日、寄せられている。中にはスギちゃんのネタの少なさを心配して、「これ参考にして下さい」と自分で考えたネタを提供してくれるファンが結構いるのだ。「もっとテレビで、スギちゃんのコントが見たい」と活躍を期待する声と、「出過ぎると、早く飽きられてしまう」と心配している声がコメント欄に入り交じっていて、ファンも複雑な心境のようだ。

スギちゃんは苦労知らずで、急に人気が出た若手芸人ではない。今の事務所の前にも何社か渡り歩いているので、いろんな芸人の生き様を見てきたはずである。彼はブレイクしても決して天狗にはならず、地道に頑張ってくれると期待したいものだ。
（TechinsightJapan編集部　みやび）